弾の数だけ札束が舞う 全世界には5億5千丁の銃がある。ざっと12人にひとりの計算だ。 残る課題ー「一人一丁の世界」
ユダヤ人と偽ってウクライナから移住して来た両親の経営するレストランでの先の見えない生活から抜け出そうと、武器商人として才能を発揮するユーリー・オルロフの実話に基づくストーリーです。
Story : ソビエト連邦崩壊前夜のウクライナに生まれたユーリー・オルロフは、少年時代に家族とニューヨークへ渡り、両親が営むレストランを手伝いながら育った。ある日ロシア人ギャングの銃撃戦を目撃したユーリーは、レストランが食事を提供するように、戦場に武器を供給する仕事をしようと決心する。弟のヴィタリーとパートナーを組んで闇の世界に足を踏み入れたユーリーは、混沌とした世界情勢を追い風に、瞬く間に世界有数の武器商人へと上り詰めていく。だがその動向を嗅ぎつけたインターポールのバレンタイン刑事が背後に迫っていた。 中東、西アフリカ、アジアなど、世界の紛争地域に介入し、武器や弾薬を売って巨万の富を手にする男たち。今作はこれまで誰も描かなかった武器売買ビジネスの世界にメスを入れた問題作だ。実在の武器商人をモデルとした主人公を演じるのはニコラス・ケイジ。持ち前の硬軟自在のキャラクターを武器に、善悪の二元論では割り切れないアンチヒーロー的人物像を熱演している。監督は『ターミナル』の原案や『トゥルーマン・ショー』の脚本を手がけ、シリアスな主題を寓話的な仕掛けとヒューマニズムにくるんで普遍的な娯楽作に仕上げる手腕に定評のあるアンドリュー・ニコル。裏稼業のスリリングな駆け引きを描く今作でも、移民家族を取り巻く愛憎劇や武器大国アメリカへの批判などを盛り込んで、表層に見える現実とその裏に潜む実態を立体的に浮かび上がらせている。
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タイトルを直訳すれば、「戦争の王」と言うところですが、むしろ「武器王」ぐらいのほうが内容に合っているような気がします。ま、訳してしまうとあまりぱっとしないタイトルになってしまうので、原題がそのまま使われたのでしょうね。 監督は「 ターミナル 」の原案・製作総指揮のアンドリュー・ニコル。
主演は、「ザ・ロック」「フェイス・オフ」植毛疑惑の?・・ニコラス・ケイジ。(とっても、、余分なコメントですか(笑)・・)
ニコラス・ケイジの演技がさえているのか、もしフィクション映画だとしたら面白い映画でした。でもユーリーが実在の人物だけに、ただ面白いと言って観る気分にならないほどシリアスな内容です。 アメリカ自体を強烈に批判する内容の大変重たいテーマで、しかも実在の人物をモデルにして作られていると言うことで、中東情勢も微妙な世情も絡んでか、アメリカンマネーが一切使われていない作品。
戦争をテーマにした映画かというと、そればかりではなく、一人の男の戦争を舞台にした、ビジネスセンスによって得たサクセスとマネー。それを引き替えに無くした大きすぎる代償。
今、こんなテーマの映画はどうなのよ?・・・っというより、むしろ今だからこそ観るべき映画かもしれません。 銃などの武器を扱う商売と言うことで、当然それに付随して描かれるこの世界は、誰もが想像する、いや以上の残酷な現実です。というと残酷な惨殺、殺戮シーンが多いのかというと、殺戮シーン自体ははそれほど多いわけではありません。
しかし、その武器を手にした途端、普通の事?・・・何でも無い事ことのように、虫けら同然にばらばらと人が撃たれて死んで行く、その感覚を重く受け止めなければいけないと思うのです。人一人を殺す行為だけでも鬼畜な行為なのに、老若男女、大人子供も関係なく意味もなく大量虐殺されて行く、それが残酷に感じない映像に潜む感覚が恐ろしいと思うのです。マフィアなどの特別な組織だけでなく、需要と供給の単なるビジネスとして、今地球のどこかでこの現実が裏社会に多数存在すると言うことですね。 「明日にでも死ぬかもしれないのに、エイズという10年後に死ぬ病気をなぜ恐れるの?」 こんな世の中を誰が作ったのでしょうか・・・・
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~おしまい~
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