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テーマ:Jazz(1961)
カテゴリ:JAZZ( A Paris !)
毎日が暑い。。。夏だから当たり前。。。。でも、暑いぃ。
ちょっと、前にNguyen Leのことを書きました。簡単に持ってるアルバムかきましたが、今日は最近一番のお気に入りのBakidaでございます。 最新作もいいのですが、ここの所、夏ばて気味な頭と心に、超染みいっているのがこのバキダ?なのであります。 彼には3 Triosと言う、三つの異なるリズムセクションとのアルバムがありまして、それぞれのイメージから、silk,silver,sandと名付けられていますが、その中のsandと言うトリオにゲストを迎えた形でアルバムが構成されています。 何度も書いていますが、ベトナムを中心にアジアンテイスト、そして、いろんな音楽を融合させたような意味不明の音楽です、 その国籍不明、意味不明、だけど、一度聴いたら忘れられないメロディを、これまた、がんとして自分と自国を主張してるゲストを迎えて、一見ゴッタニ風、世界丸ごとザ・ワールド、って感じのあるばむです。 有名所では、クリスポッターはでてくると、もう、アメリカの臭いぷんぷんするし、フレズは、いつものように陰影あるイタリアの伊達男だし。。。 でも、みごとにNguyen Leの世界にはまってるのです。 で、私はそれだから好き、っていうのでなくて。。。 「美しい」から好きです。はい。それだけ。 五弦ウッド・ベースのRenaud Garcia-Fonsの弓弾きは、身をよじるような切なさがあって、いつも聴き惚れてしまいます。 アルバムは二曲をのぞいてNguyen Leのオリジナル。とにかく個性的。 一曲目からフランス人のマリンバ、トルコ人のNey Fluteといったゲストを有効につかってNguyen Leの世界への招待状! 続いて中近東&ヴェトナム的メロディから、テンポ変わっていきなり割ってはいるのは、いかにもアメリカンなクリスポッター。このミスマッチな感じが非常に脳内革命。ポッターの乗り乗りな演奏が、妙にかっこいい。 エレベ参加の3曲目をはさんで、哀愁漂うメロディ、タイトル曲Bakida。 ぴ~~~ん、と放った一音で、背中の悲哀を表現しちゃう素敵な演奏。お気に入りです。はい。 再びポッターがはりり、タブラが入って、現実感あふれる世界に。 と、思うとフォンスの弓引きと、叙情豊かなメロディでノックアウトだった、Noche Y Luzで、再び夢の世界を浮遊します。Nguyen Leの美しさに呼応するような、エモーショナルなフォンスの弓弾きがあるこの曲は、何度聴いても飽きることがありません。 続いて、ギター弾きまくりなロックなお兄さまとなり、不思議なメロディの8曲めでもエレベを有効活用して飛んだ世界をつくっています。 9曲目はこのアルバム一番のヴェトナム度高い演奏。なぜか、参加してるフレズがいい味だしてます。頭では絶対融合しないはずなのに、もう。。。違和感なく! フレズのフレーズは恐ろしく洗練されていてかっこいいです。この中で演奏して自分を見失わないフレズに、拍手喝采でございます。スピードアップしていく後半もNguyen Leのギター堪能! 最後は、奇しくも北欧代表になってしまった?Jon Balke が、美しくリリカルな演奏!! 少しもの悲しい雰囲気もふくんだバラードで静かに幕を閉じていきます。これも、非常に好きな演奏。 Nguyen Leの世界に一つしか無い世界を堪能してください。 1.Dding Dek 2.Madal 3.Encanto 4.Bakida 5.Chinoir 6.Noche Y Luz 7.Feel Feliz 8.Heaven 9.Lu 10.Romanichel Nguyen Le (G) Renaud Garcia-Fons (B..ac.) Tino di Geraldo (Ds, Per) and Carles Benavent (B..el.) Karim Ziad (a.o.) Hao Nhien Pham (meo&saoFl, Vo) Paolo Fresu (Tp, Flh) Kudsi Erguner (NeyFl) Jon Balke (P) Chris Potter (ts) Illya Amar (Marimba, Tuned Gongs) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年08月04日 17時17分21秒
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