1938213 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

My Secret Room

My Secret Room

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

カテゴリ

カレンダー

バックナンバー

2024年05月
2024年04月
2024年03月
2024年02月
2024年01月

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2007年02月14日
XML
テーマ:Jazz(1961)
カテゴリ:JAZZ(Grazie Italia )
Jazzitaliano Live2006/03 Roberto Gatto Quintet
"Tribute To Miles Davis '64-'68"
「黄金クインテット」、トランペッターがこれに手を出すには目が眩むほどの「輝き」があって躊躇しそうですよね。
でも、リーダーのRoberto Gattoはベテランのドラマーです。
そう、そうですよねぇ~。その心は、、トニーでございましょう。
もちろん、マイルス好きなのでしょうが、やっぱ、心中トニーさまなのでございましょう。。

テクニシャンの凄腕トランペッターが枚挙する現在でなくても、昔からマイルスのペットの特徴の一つとして、テクニックより「雰囲気」をあげる人は多いとおもうけど、この時期のマイルスはスリリングに吹きまくってますよねぇ。
メンバーもショーターだ、ハービーだ、ロンカだ、と鉄壁の布陣なのだが、マイルスが吹かずにいられなかった理由の一つは、トニーさまの存在が大きかった「気」がしまーーす。
ソロで遠慮しないのは当たり前ですが、もう、ホント「イケ」「やれ」と言わんばかりの叩き具合。凡ドラマーがやったら、ただの五月蠅なのですが。。
当時はこの変幻自在の新進ドラマーは、リスナーにとってだけでなくマイルスにもかなりの魅力的な存在だったのではないのでしょうか。
と、マイルスを語るのは、恐ろしいので早くライブが始まりますように。。。

大好きな麒麟のゴールデンホップ☆を飲んで、ぶつぶつ、行っている間にはじまりましたぁ!
おぉ、ベーシスト以外は、みなさん、黒装束!
一曲目は、Joshua。アップテンポのベースパターンに煽われるように、2管のユニゾンでかっこよく入る。スリリングでかっこいい、演奏に普通は言うよな。へぇ~い♪♪
ボロトルはここのところ、ボッソの躍進で影を潜めてるかんじでしたが、二人で共演した「Trumpet Legacy」で、やっぱ、こいつかっこいいよなぁ~、って思いました。
大体こういうサウンド聴くと、ジャズファンってものは、いつもは空間系だの、浮遊感だの、先鋭的だの言っていても、つい、わくわくしちまうものである。(きっぱり)
ユニゾン、チェイサー、そして、ところ狭しとバシバシ決めてくる、ドラムの音にドキドキ、わくわくする。

これが、本当に、、目の前でのライブなら、私は目がうるうるしちゃのに違いないのであーーる。

ハイノートをビシビシきめて、切れ味鋭いボルトルのペットに、
「そこのねぇちゃん(バシッ)、頭でなくて、体で聴け」、って感じっす。
こうなると、ソロを渡されたスカナピエコだって、うかうかしちゃおれん。
煽ってくださいませ、といわんばかりのハイテンションな演奏。
ハービーもとい、ダドモロニだって、高揚しますわねぇ。
しかし、鳴る鳴る、ドラム。ずっと、叩きっぱなし。
でもって、There Is No Greater Loveはミュートだぁ。
マイルスと言えば、あの独特な雰囲気をもったミュートプレイ。
ボルトルのミュートは、がっちり吹き込んで、遊び心もある。
やっぱ、ラテンは陽気ですよねぇ。小粋な仕上がりです。

やっぱ、やりたくなるのでしょうか?Footprints。
なんとなく、曲目は、ショータつうより、ジョージコールマン参加の初期のアルバムからのだしそっちの雰囲気なのですが、それはそこ、スカナピエコが健闘。
Stella By Starlight。雲の上を自由に歩く事ができるマイルスに憧れるペットは多い。
イタリアにも、ラヴァ、フレズ、がいる。
今までボルトルにそのイメージを持ったことはほとんどなかったけど、空中歩行の技を使いながらも、自分の個性も織り交ぜて、時々ピカリと光るStella By Starlightを。
All Bluesの冒頭を聴いて揺れて動かぬジャズファンは居ないでしょう。。
Basin Street Bluesはテナーのサブトーンでしびれされさておいて、ワウワウサウンド。かすれ具合も宜しく、、歌いあげます。やはり、しっかりマイルスを研究してますよねぇ。
ラテンな彼が、あの内証的でダークな雰囲気だすのは、ちょっと難しそうだけど、頑張ってる。
All Of Youもミュートできめて、終演は怒濤の体制宜しく、Seven Steps to Heaven。
全員アグレッシヴに決めて大団円。陽気に盛り上がって、終わる。
これライブの常套手段。元気でハードバピシュな一夜でござった。

あぁ、ビール、、のこちゃった。そう、お酒弱いのです。私。
あぁ、おつまみものこちゃった。もったいなぁ。。と、家路につく私。
次回は、「誰か」と一緒にきたいものです。(きっぱり)

1.Joshua
2.There Is No Greater Love
3.Footprints
4.Stella By Starlight
5.All Blues
6.Basin Street Blues
7.All Of You
8.Seven Steps to Heaven

Roberto Gatto (Ds)
Flavio Boltro (Tp)
Daniele Scannapieco (Ts)
Dado Moroni (P)
Rosario Bonaccorso (B)

ええとね、なりきりバンドと言ってしまえば、そこまでなのですが、
おもいっきり、楽しければそれで、、いいではありませんか。
当然、みんな上手いわけだし。
そう、なんだか、マカロニウエスタン、、なんて言葉を思いだした一枚でござる。

と、次回からは、1画面でおさまるようにしたい。
ぜひ、そうしたい……。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007年02月14日 17時52分29秒
[JAZZ(Grazie Italia )] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.