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2007年02月06日
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テーマ:Jazz(1961)
カテゴリ:JAZZ(Far North )
イタリアライブはちょっとお休み。
デュオを続けて聴きたくなった。。ホントは、キューンとの新作のほうをかける予定だったんだけど。(^_^);;やっぱ、糸関係デュオになってしまった。。

ノルウェー出身の先輩後輩、Karin KrogとJacob Youngのデュオです。
このアルバムを出した頃、二人はイヴェントで来日しています。
聴きにいきたかったんだぁ。その時、何処かのライブレポートにヤマハのフルアコ使ってるって書いてあって、「へぇ~」って思ったのをなんとなく覚えてます。(この「へぇ~」の感じ、、わかってくれる人、、いるかしら?)
あ、カーリンは知らない人はいないとおもうけど(すげぇジャズシンガーです、、で、いいよね?)、ヤコブヤングはギターリストです。
Evening Falls / Jacob Youngなんてアルバムもだしているのですね。
先鋭的なギターリストではなく、基本的に白い浮遊系なんだけど、とても暖かな音です。
私みたいなあまちゃんはイチコロです。
つうか、どうやら、年上の女心を掴むのが上手いとみえて、ラジオを聴いてたカーリンからのコンタクトだったようです。彼女、趣味いいなぁ。(^_^);

さて、12曲中11曲がスタンダード。聴かせてくれます。
3曲にArild Andersenが参加していますが、あとはホントしっとりしたデュオ。
カーリンは、かなりアグレッシブなスタイルのアルバムもありますが、今回はその人生の貫禄でストレートに彼女の存在感を示しています。
呟くだけで、囁くだけで、ジャズになる。吐息が香る。
こうなると、ギターもオーソドックスに正攻法に一生懸命尽くすしかない。

一曲目、Where Flamingos Flyが始めると、、おもわず、、懐かしい、、って気持ちがわきあがる。。マイナーメロディなんだけど、どことなく力のあるしあがりで、ヤコブヤングのギターもぴったりとサポートしていて素敵。次の Prelude to a Kissでは、ソロもとても良かった。ただ、彼女に添うだけでなく、(ヘンか?)積極的にサポートしてる姿勢がカーリンにも伝わっていて、なかなか良い関係。
Once I Lovedでは、自分の想い出を語るように歌うカーリンに、ヤコブヤングもアコギに持ち替えて、軽やかなギターワークを。。
この後も素晴らしいスタンダードで、時に妖艶、時に魅惑的な歌と展開していきます。
中盤7曲目、印象的なCaravan。もう、異国情緒たっぷりで、、まるでアラジンの魔法の世界にでも迷い込んだ感じ。アコギに変えて、ちょっと、スパニッシュギター風のアプローチのギターも不思議世界に効果絶大。
9曲目から3曲Arild Andersenのウッドベースがはいります。
唯一のオリジナルは、いきなり、彼のアグレッシブなソロから。テンションあがります。明暗はっきりした感じのアップテンポの曲。
Cry Me a River。これをカーリンが歌うのは、、反則な気がする。
感情のたっぷりなこの歌を少し、突き放すように、諭すようにうたあげる貫禄、魅力。
ベースソロが、やけに良い。と、いきなりブルースフィーリングたっぷりに、ねっとりと掛け合う、K.C. Blues。カーリン、、あなたは、、百戦錬磨の強者だぁ。。。
この後、ベースぬけて、Everytime We Say Goodbyeを噛みしめるように歌うカーリンと優しく見守るギター。。
この曲大好きな私は、涙目になって、遠くをみつめるのであった。。(きっぱり)

親子ほどのデュオは最後まで叙情豊かに女心を綴るのでした。
それでは、さようなら~~♪

  
1. Where Flamingos Fly
2. Prelude to a Kiss
3. Once I Loved
4. Last Night When We Were Young
5. I'm Shadowing You
6. I'll Be Seing You
7. Caravan
8. Everything Happens to Me
9. Northern Sun
10.Cry Me a River
11.K.C. Blues
12.Everytime We Say Goodbye

Karin Krog (Vo)
Jacob Young (G)
Arild Andersen (B) 9,10,11

そう、中間報告。。
イタリアライブ、、、私的に、、大変面白い。。。





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最終更新日  2007年02月06日 18時26分22秒
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