First Try-第1話 JR長野駅 発車-
2004年 10月 <秋>L特急ワイドビュー「しなの」でJR松本駅に向かう。JR長野駅を出発する・・・車窓左側にはJR東京駅行き長野新幹線(北陸新幹線)「あさま」が並走する。安茂里・今井・川中島駅を通過しJR篠ノ井駅の構内にゆっくりと入線、ホームに停車する。車窓右側には旧国鉄の貨物線ヤードだった線路が5~6本並び、貨物列車も留置きしてある。この篠ノ井駅から先は路線が二方向に分岐している。まっすぐ南方向に行くと、・・・姨捨・明科・松本・塩尻(中央本線に接続)・木曽・中津川・名古屋・大阪駅方面、左の東方向に行けば、しなの鉄道(旧信越本線)屋代・坂城・戸倉・上田・小諸(JR小海線 乗り換え駅)・終点の軽井沢駅。'97年9月以前は、JR長野駅始発やJR直江津駅始発のL特急「あさま」号や夜行急行「妙高」号・夜行急行「能登」号(B寝台車付)金沢駅始発等が昼夜を問わず運行され、最盛期にはL特急「あさま」号と「白山」号が毎日40往復以上も快走していた。JR篠ノ井駅を発車して駅構内を出る頃には、車窓左側にカーブしながら”しなの鉄道”(旧信越本線)の線路が遠ざかる。L特急「しなの」が通る主な駅は、桑ノ原信号所・・姨捨(おばすて)・・羽尾信号所・・冠着(かむりき)・・聖高原・・西条・・第三・第二・第一白坂トンネル・・明科・・平瀬信号所・・松本・・塩尻・・木曽福島・・中津川・・名古屋(東海道本線に接続)・・大阪駅・・しばらく行くと車窓右側に、スイッチバックの姨捨駅、線路の勾配が急なために、本線左側に引き上げ線、本線右側に水平に線路を敷設して開設した珍しい駅がある。俳句の投稿箱もあり郷愁を感じる。車窓左側には田毎の月(たごとの つき)で有名な階段状の水田と、善光寺平を見ながら一気に通過する。JR聖高原駅で名古屋発長野行きのL特急ワイドビュー「しなの」と列車の通過待ち。ドアが開かない駅も珍しい。単線なので列車行き違いの業務停車らしい。・・・JR西条駅を通過すると車窓右側に旧線(通称 山回り線)の廃線跡が見える。架線柱には蔦が絡まり、軌道敷跡には草が生い茂る。以前は、国道403号沿いに沢を下っていた。中学生だったころに出かけた修学旅行(JR飯山駅始発の団体臨時列車6両 飯水地区の中学校で貸切。)で通ったときには、往路の松本・名古屋方面行きが新第三・第二・第一白坂トンネル、復路のJR長野駅行きが山回り線だった。 潮沢信号所で通過列車待ち合わせの停車をした時に、”駅もないのに、何でこんな林のなかで止まるんだろ~??”みんなで不思議がっていた思い出がある。第三白坂トンネル(複線規格)に入る。続いて第二白坂トンネル・第一白坂トンネル。トンネルを抜けるとJR明科駅を通過する。始発列車を含め1日に数本しか明科駅には停車しない。この駅を出てしばらくは線路が国道19号と並走する。やがて車窓右側に千曲川の支流の犀川が見えてくる。JR田沢駅の手前辺りまでくると上高地から流れて来た梓川と、奈良井川が合流し犀川に名前が変わり、やがては古戦場で有名な長野市・川中島付近で千曲川(信濃川)と合流する。だんだん仕事の、いい緊張感が高まってくる。L特急ワイドビュー「しなの」の車窓から風景を眺めながら、しばらくするとJR松本駅1番線に到着。乗り換えに遅れないように急いで跨線橋を渡り6番線に向かう、大糸線の電車に乗る。南松本・・梓橋・・一日市場(いつかいちば)・・中萱(なかがや)・・豊科・・穂高・・南小谷(ここから先はディーゼル列車区間)・・JR大糸線の終着は糸魚川駅(北陸本線に接続)JR松本駅を発車して、しばらく行くと。普通電車が奈良井川と梓川の鉄橋を渡り、安曇平・JR豊科駅へ向かう。車窓左側に2,000~3,000m級の北アルプスの山並みと田園地帯が広がる。途中の堀金村はタレントのプロフィールで見たTVタレントの”乙葉(おとは)ちゃん”の出身地の近くらしい。安曇平の水田地帯の中に200mくらいのKDDIの市外電話中継用・巨大鉄塔がそびえ立つ。しばらくしてJR豊科駅に到着。駅前で(株)テクノSvの豊科S*NY テック内事務所の業務担当者と今後の日程について待ち合わせ。キザイチのFirstTry-第2話 メンバー合流- 編 へ続くちなみに◎(株)テクノSvは(株)スタッフSv グループシーン:L特急ワイドビュー「しなの」長野→松本 大糸線・松本→豊科