先生の役割
数日前に唐突に思い出したことをメモしておきます。★私が高校生に英語を教えていた時のこと。違う校舎に行っていた時の話だから、教え始めて結構経っていたのかな。どんな文法事項を聞かれても、一通り説明ができると自信が出始めた頃だと思います。何を聞かれたか、今でもはっきり思い出せます。A is to B what C is to D 「AとBの関係はCとDの関係に等しい」の中に出てくる関係代名詞whatのこと。「なんでwhatなの?」という生徒からの質問に、一生懸命文法的なアプローチで説明しようとしました。・・・で、結果は玉砕。近くにいたベテランの先生に助けを求めたんです。すると・・・その先生。「あ、それはそういうもんなの。」・・・えええ!!!それでいいの!?ものすごい衝撃でした。でも、今になって思うのです。「そういうもんだ」ということを示してあげるのがいかに重要か。当時の私は、すべてのことを同じテンションで説明していました。どんなことでもしっかり理解させてあげなきゃと。「こうこう、こういうわけで、ここはこうなるの」と理由の部分までしっかりと。もちろん、納得したうえで理解するのが理想ではあるし、なんでもかんでも「こういうもんだ」って暗記させるのが良いとは思いません。けれど、「ここが大事なんだよ」「ここはある程度手を抜いても大丈夫なんだよ」と示せることが、先生の重要な役割のひとつなんだな・・・って気付きました。わかりやすい説明の参考書だったら、いろいろあるけれど。参考書にはできないことをできる先生になれたらいいな・・・。★いよいよ本日スタート!!第2回ヴァーチャル夏休み。参加表明はこちらの記事のコメントにお願いします!!