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なめこ先生の我ら食べ鉄道中記

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2024.05.10
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カテゴリ:JR九州D&S列車


前回は1号車の続きとアート、大分までの道中でしたが、大分を過ぎて久大線に入ってからの様子になります。ここからはお待ちかね、車内の食事についてです。

かんぱち・いちろくは曜日によって食事の内容や提供元のお店が異なり、欲張りさんにとっては悩む列車になりました。提供元はいずれも実力派かつ値段の相当張るお店で、ミシュランに掲載された有名店も名を連ねています。料理の積み込みや鮮度の関係から、かんぱちは福岡市内、いちろくは大分市内のお店が担当。乗ることが目当てとなる豪華な料理が楽しめます。第2報で載せていますが、お店の確認から先に。

【かんぱち】​​
​​月:中洲 松(和食)​​
水:味 竹林(和食)
土:FUCHIGAMI(イタリアン)

​​​いちろく】​​
火:Tomo Clover 大久保食堂(フレンチ)
金:裏舌鼓<りぜっこ>(和食)
日:兎と亀(和食)

乗ってきたのは金曜日のいちろくですので、裏舌鼓さんの和食になります。大将の中園彰三さんはミシュランガイドでビブグルマンの獲得歴がある地元では有名な料理人で、これは期待大です。



食事のセットは乗車時に予め用意されていて、ランチョンマットとお箸、お手拭きが記念乗車証とシールと一緒にまとめられてテーブルに置かれます。乗ったときに確認しておくといいですね。



ランチョンマットは広げたテーブルの大きさに合わせたものになっていて、結構大判のものが採用されています。デザインは薄いグレーに由布岳を模した緑の山々を幾何学的に描いたもので、右下の金のロゴがアクセントに。このマットは持ち帰りができるので、家でもかんぱち・いちろくの乗車気分が味わえます(^-^)。結構しっかりした素材で出来ているので、何回か繰り返し使える丈夫なものです。



この列車のメインとなる料理は、36ぷらす3のランチプラン(個室)と同じくお重で提供されます。お重は日田杉を加工して作られたもので、地元日田の木材加工メーカーのトライウッドが手掛けたものです。お重の蓋には小石原焼のプレートが埋め込まれた凝った造りになっていて、この蓋のデザインは何と、6種類もあります。右側にはお重と同時に汁物が出されます。



別のお重にはこのような黒のプレートも。一瞬、中身も違うのか?という錯覚に陥りやすいですが、ご安心を(^^)。料理の中身は全部同じです。



お重は二段になっています。ロゴとかんぱち・いちろくの文字が焼印で刻印されたオリジナル感満載のものです。これ、実は購入が可能で、詳しくは車内販売の項目で述べますが、何と25000円します(汗)。



蓋を開けると豪勢な料理が(^~^)。料理は海の幸、山の幸をふんだんに使った新鮮なものが並びます。お重の配膳は、向之原あたりを通過した頃から始まりました。裏舌鼓のオモテナシ箱、豪華なラインナップが揃います。

​​【裏舌鼓の「オモテナシ箱」お品書き】​​​



上段

・宇佐  駅舘川の川海苔のだし巻き
・別府湾 自家製ちりめん山椒
・姫島  車海老艶煮
・九重  夢ポークの替り揚げ
・湯布院サーモン八鹿酒粕西京焼き
・臼杵  シルクスイート(芋)蜜煮
・おおいた和牛ローストビーフ
・佐伯  鮑の柔らか煮




下段
・おおいた冠地鶏炊き込み御飯
・大分県産ブリ荒煮
・大分県産いかのメンチカツ
・大分ベリーツの羊羹
・裏舌鼓のおみや 祇園棒(クリームチーズを干し柿でくるんだ裏舌鼓オリジナルのお菓子)

汁物
・あおさ味噌汁

これはどう考えても昼食というより文句なしの酒テロ料理で、日本酒や焼酎に合うお品がズラリ。魚がとにかく旨かったです(^~^)。先ずは湯布院サーモンの西京焼き。観八翁の蔵元、八鹿酒造の酒粕を使った粕漬で、旨味が凝縮された一品でした。次はブリの荒煮。山椒で臭みを消しているのが特徴で、鰤の旨味がこれもたっぷり。生臭くなく、辛口の日本酒にピッタリです。メンチカツも◎。肉じゃなくても魚介のメンチカツでこれだけジューシーに作れるのは流石。絶品だったのは鮑。磯の香り豊かなまま柔らかく煮込まれた鮑に言葉が出てきませんでした。
​​​
肉類はローストビーフと夢ポークの替り揚げ、地鶏の炊き込み御飯の3種類のみですが、牛・豚・鶏をバランスよく散らしているので飽きません。和牛のローストビーフは鉄板の味で、玉ねぎの効いた甘めのソースで頂きます。さっぱりして肉が何枚も入りますよ。夢ポークの替り揚げはアスパラを巻いた洋風の天ぷら。シンプルに塩味で食べる方がベストだと感じました。地鶏の炊き込み御飯は、鶏肉がたっぷり入った炊き込みで、すごく贅沢でしたね。地鶏の濃厚な味が生きている食べ応えのある御飯です。あおさの味噌汁はちゃんと出汁とあおさの香りが両立したもので、薄味で飲みやすかったです。

〆のデザートも贅沢で、糖度の高い大分ベリーツを使った羊羹は爽やかなお味でした。最後に食べてほしいのは祇園棒。初めは干し柿のまったりとした甘味から入るのですが、クリームチーズのまろやかさが溶け込み、クリーミーで濃厚な味が楽しめる一品なのです。また食べたくなる余韻を感じることができるおみやで、お店で入手ができます。大分に寄ったときに行ってみてほしいですね。

裏舌鼓さんの特製お重、満足度MAXの豪華な内容でした。これは他の曜日の列車でも、期待を裏切らないレベルのものが楽しめると言っても過言ではありません。6つの曜日の中でも一番に埋まるのは、土曜日のかんぱち。FUCHIGAMIのイタリアンはミシュラン1つ星の認定店でもあり、目でも味でも楽しめるコースとなっています。お代以上の満足度を得られるビブグルマンの味、乗って楽しむのもよいですが、就職や結婚、定年、昇進、栄転など人生の節目にも活用できる列車だとホンマ感じます。改めてですが、食のレベルが相当高く、リピーター必至の列車だと思った次第です。

お店の詳細については以下のHPから予約などができます。記念日におススメのお店です。

裏舌鼓(ReZecco)
〒870-0035
大分市中央町1-4-22 サクラヤビル7F 
Tel:097-538-1014 
定休日:日曜、祝日

HP
https://rezecco.com/

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最終更新日  2024.05.13 20:26:34
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