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恩というほども、恨みというほどもない、極めて
明日死んでもおかしくないし、あと10年生きてもおかしくない父であるが、最近になって 「直子さ~、”お父さん、たまには一緒に旅行でも行かない?”とか言わない?」 と言い出した。 同世代の芸能人がバタバタとあの世へ旅立つニュースを見るにつけ、健康優良老人の父もさすがに不安になってきたのだろうか。 しかしながら、私の対応は一貫している。 「う~ん、行かない」 父がどれほどがっかりしようが、一緒に旅行に行ったところで、終始自分の話しかしない父と行くのはまっぴらごめんだ。 と思っていたのはつい3か月くらい前のこと。 最近、自分でもどういう風の吹き回しか、”父と旅行にでも行こうかな”と思っている。 自分のことしか話さない父に、”なぜ20代で脱サラして会社を興そうと思ったのか”、”人生で一番幸せだと思った瞬間はいつだったのか”など、心置きなく語り尽くしてもらおうじゃないかという心境だ。 以前、父から 「”墓に布団は掛けられぬ”ってことわざがあるんだから、親は生きているうちに孝行したほうがいいぞ(笑)」 と言われて 「大丈夫、お墓に布団掛けてあげるから」 と真顔で答えた私も少し成長したようだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年01月23日 20時54分52秒
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