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カテゴリ:映画、本
ことの起こりは一冊の文庫本(笑)
ちょっとイタズラでおせっかい焼きのお江戸の時代の怪たちが 体の弱い若旦那を助けて大活躍する ちょっとだけこわくて心が温かくなるような。 ずっと読みたいと思いながらなかなか縁がなかったんだけど 夏の帰省の時に車内で読むために文庫で買った「しゃばけ」という本。 しゃばけ 動物や植物だけでなく、年代を経た物にまで精霊、怪が宿ると考えるお江戸の時代の自然観。 妖怪や精霊たちは、人の生活とは関係なしにそれぞれの生を生きてるけれど 時に人の生活に介入し、イタズラやおせっかいをする。 温かい人同士の係わり合いと巧みなストーリーに加えて 使い捨て、なんでもすぐに新しいものに買い換える今とは全然違う大きな自然観みたいなものが全編に流れてて、心地よく読み進める。 本好きの友人に貸して、「おもしろかったよぉー」と返してくれた時 ちょうどそばにいた「ここ何年も本なんか読んでない」という別の友人にムリヤリ貸し出し。 その彼女が「おもしろかった。すっごくおもしろかった。」って。 しばらくして、彼女から、「しゃばけ」の続編が(笑) ぬしさまへ それからも・・ ねこのばば つくもがみ貸します すっかり虜になってしまった彼女から 畠中恵さんのお江戸の妖怪時代小説シリーズが続々と~~。 1冊の文庫本から、シリーズ全巻読めちゃう長者になった私なのです(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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