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健康、長生き、アンチエージング

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2006年07月26日
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カテゴリ:疾病

どんな疾病でもそうだが、まずは正確な診断が重要である。

患者として最も重要な事は、信頼の置ける専門医の選択にある。

専門医を探すツールとして、インターネットは手軽に調べられ、お薦めである。


自宅の庭で野菜の栽培をするのが楽しみの河越初美さん(霧島市で)

 鹿児島県霧島市の主婦、河越初美さん(50)は、ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)に右目の視力を奪われた。

 1987年8月、河越さんの目に突然、蚊や糸くずが飛び回っているように見える「飛蚊(ひぶん)症」が現れた。近くの眼科医院に行くと、右目の網膜からの出血が分かり、止血薬などを服用した。

 しかし、症状は良くならず、半年足らずの間に右目の視力は1・5から0・7まで急速に悪化。88年1月中旬には「網膜剥離(はくり)」と診断され、鹿児島市内の病院で、網膜を元に戻す手術を受けた。

 しかし、2年もすると再発しては、手術を繰り返すようになった。手術で少し視力が改善しては喜び、再発しては失明の恐怖におびえる日々。再発の理由はわからず、95年に4度目の網膜剥離を起こした時、精神的に疲れ果て「もう手術は受けたくない」と治療を断念。明暗を感じるだけで視力はほとんど失った。

 その直後、尿失禁や歩行障害の症状が現れ、神経内科で「HTLV-1関連脊髄(せきずい)炎(HAM)」と診断された。ウイルスへの感染が判明したことで、繰り返す網膜剥離の原因もはっきりした。

 ウイルス感染で活性化されたリンパ球が目の中に入り、カメラの絞りの役目をする虹彩(こうさい)や、網膜の外側にある脈絡膜などから成る「ぶどう膜」が炎症を起こす。これが、網膜剥離の原因だった。

 右目が不自由な上、つえをついて100メートル歩くのがやっとという二重苦。「もっと早くウイルス感染が分かっていれば、少なくとも目の症状の悪化を防げたのではないか」と河越さん。

 東京医科歯科大眼科教授の望月学さんによると、ぶどう膜炎になるのは、感染者の1000人に1、2人。飛蚊症のほか、視力が低下したり、周囲を霧に囲まれたように視野がボヤッとしたりする症状が現れる。

 炎症を抑えるステロイド(副腎皮質ホルモン)の点眼薬や内服の薬が良く効き、視力はほぼ元に回復する。しかし、網膜剥離や視神経の委縮を起こしてしまうと、失明などの後遺症が残る。

 結核菌などの細菌や寄生虫などもぶどう膜炎の原因になるが、ステロイドではなく、抗生物質による治療が中心だ。

 望月さんは「原因を見極めた上で治療しないと病状を悪化させる危険性がある。ウイルス感染が見逃されている例があり、感染がわかっていれば対処法が違ってくる」と話している。

 HTLV-1関連ぶどう膜炎 望月さんの調査によると、発病年齢は3歳~70歳代と幅広い。片目だけの発病が58%、両目発症が48%。HAM患者の約8%で、この病気を併発していた。ステロイド治療が良く効くが、約50%で再発、治療を繰り返す必要があった。

[提供:読売新聞]





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最終更新日  2006年07月26日 07時07分55秒
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