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カテゴリ:疾病
先端巨大症の治療は、手術、放射線、薬による治療などがあるが、まずは手術の適応を考える。 ただ、場所が場所だけに、脳下垂体手術は医師の経験による技術の差がかなりある。 また、最初に成功させないとだんだんと治癒率は落ちてくる。 何でもそうであるが、特に脳下垂体手術は、医師の選択が重要となる。 東京都内の新聞記者、羽室音矢(はむろおとや)さん(43)は、40歳を前に、手足が大きくなる症状が現れた。視力低下で眼科を受診したのをきっかけに先端巨大症と分かり、2004年、大学病院で手術を受けた。 摘出された4センチの脳下垂体腫瘍(しゅよう)を見た家族は「白くてヨーグルトのようだった」と振り返る。だが、頭の中に腫瘍のかけらが残ってしまった。 脳下垂体手術は、鼻から切除器具を入れて、脳の下部の下垂体まで進め、顕微鏡や内視鏡で状態を確認しながら腫瘍を切除する。 ところが、腫瘍が数センチと大きくなると、周囲の血管を巻き込んで広がる。手術中に動脈を傷つけたら、命にかかわる。そのため、経験不足の医師は動脈付近の腫瘍には触らず、取り残しが多くなる。残った腫瘍からは、過剰な成長ホルモンが出続け、完治しない。 羽室さんは手術後、視力は回復したが、成長ホルモン値は高いままだった。 「脳下垂体手術は専門家が少なく、技術差が大きい」と知った羽室さんは、インターネットで病院の治療実績などの情報を集め、虎の門病院(東京)の間脳下垂体外科部長、山田正三さんの外来を訪ねた。 脳下垂体手術が専門の山田さんは、年に200~250件の脳外科手術(うち先端巨大症は約80件)を行う。初回の手術で成長ホルモン値が正常化する治癒率は通常5~6割だが、山田さんの場合は約8割だ。 ただ、他の病院で手術を受けた患者の再手術では、治癒率は5割に下がる。残った腫瘍が石のように硬くなるなど、摘出が困難になるためだ。 羽室さんは昨年、山田さんの手術を受けたが、硬くなった腫瘍の一部は取りきれなかった。手術後も成長ホルモン値が高く、数値を下げる薬の服用を続ける。 薬代は年間60万円以上かかる場合もあり、羽室さんは「薬代を払い続ける自信がない」と話す。 そこで今年5月、横浜市の新緑会脳神経外科でサイバーナイフ治療を受けた。コンピューター制御の照射装置により、放射線を病巣に集中させる治療で、視神経に近い腫瘍も攻撃できる。効果が表れるのは半年から数年後だが、脳下垂体腫瘍の治療例は少なく、データは不十分だ。 羽室さんは「先端巨大症は、最初の手術が勝負。慎重に外科医を選んでほしい」と訴える。 脳下垂体腫瘍の手術件数が多い主な医療機関 大原医療センター脳神経外科(福島市) (電)024・554・2001 日本医大脳神経外科(東京都文京区) (電)03・3822・2131 虎の門病院間脳下垂体外科(東京都港区) (電)03・3588・1111 京都大脳神経外科(京都市)(電)075・751・3111 広島大脳神経外科(広島市)(電)082・257・5555 [提供:読売新聞]お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年08月12日 07時13分05秒
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