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カテゴリ:疾病
![]() 便失禁の悩みは本人しか分からない。 高齢になり自分の自信がなくなることのひとつであろう。 前に掲載した自分で筋を鍛える方法の他に器具を使い刺激する方法もあるとのこと。 2つの方法の相乗効果で自信を取り戻していただきたい。 ![]() ![]() (上)便失禁の治療について説明する安部達也さん(北海道旭川市のくにもと病院で)(下)治療器具。右の器具を肛門に挿入する 括約筋を動かすコツを覚えて、肛門(こうもん)を締める力を回復させる。それが、前回紹介したバイオフィードバック療法だった。 だが、この治療法にも弱点がある。人が意識的に動かせるのは外括約筋だけで、自律神経の働きで肛門を常に締める内括約筋は、思い通りに動かして鍛えることができない。そのためバイオフィードバック療法は、外括約筋が弱く、便意をこらえられない切迫性便失禁には効果があるが、知らぬ間に漏れる漏出性便失禁では、効果が出にくい場合がある。 そこで、器具を使って内括約筋を鍛える方法が登場した。低周波の電気刺激で筋肉を繰り返し収縮させ、締める力を取り戻す「低周波治療」だ。 北海道滝川市の男性(75)は、昨年暮れ、1日に数回排便する頻便になり、ゆるい便がたびたび漏れるようになった。 男性が所属するゲートボールチームは、北海道でも有数の実力を誇り、全国大会などで遠出することが多い。「移動中やプレー中に漏れたらかなわない」。今年8月、旭川市のくにもと病院で、低周波治療を受けることにした。 治療前に肛門内圧を測ったところ、外括約筋の力は正常だったが、内括約筋の力を表す静止圧は27(単位はmmHg)と低かった。この値が40を切ると、漏出性便失禁が起こりやすい。 同病院の低周波治療は、肩や腰のこりをほぐす小型の低周波治療器に、低周波を出す特製の細い管を付けた装置を使う。この管を肛門に入れ、内括約筋をすぐそばから刺激する。1~2週間に1度、各5分間続けて、10回目に内圧を測って効果をみる。 「ピリッと刺激を感じた後、筋肉がピクピク動くのが分かります」と男性。10回目の治療後、静止圧は40を超えた。食物繊維の多い食事も心掛けた結果、頻便や失禁の悩みから解放され「ゲートボールにますます熱が入ります」と笑う。 昨年2月の便失禁専門外来開設以降、内括約筋が弱った49人(平均72歳)にこの治療を実施。静止圧が平均8ポイント上昇し、7割の患者は失禁の回数が減るなど症状が改善した。 熊本市の高野病院では、整形外科が腰痛治療などに使う電気治療器をお尻にあて、括約筋や神経を刺激する低周波治療を導入し、バイオフィードバック療法との相乗効果を狙う。 くにもと病院診療部長の安部達也さんは「低周波治療は安全なうえ、器具も安価に備えられる。治療実績を積み重ねて、普及を促したい」と話す。 低周波治療 低周波電流で、筋肉を収縮、弛緩(しかん)させる。肩や腰の筋肉に使うと、血行が良くなり、肩こりや神経痛などが和らぐとされ、様々な治療器が市販されている。尿失禁の治療に既に広がっている。心臓ペースメーカーを使用している人は行えない。 [提供:読売新聞]お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年11月10日 06時10分28秒
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