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健康、長生き、アンチエージング

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2006年11月12日
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カテゴリ:疾病

直腸がん手術などの場合切除により肛門機能がなくなり人工肛門を付けるが、その後の患者の負担はかなりのものと聞いている。

しかし、最近は肛門近くに足の筋肉を使い、肛門再建が出来ると言う。

人工肛門で悩まれている方は、検討されたら如何であろうか。


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 便失禁は、大腸がんの手術後に起きる場合もある。

 がんが直腸の下部にできると、かつては腹部に人工肛門(こうもん)を作ることが多かったが、高度な技術を持つ病院では、肛門を温存することも可能になった。ただ、内括約筋を大きく切除すると、便失禁が起こる恐れも高まる。

 手術後にひどい便失禁が予想されたりする場合は、やはり人工肛門をつける方法が選択される。それでも「人工肛門ではなく、自然に排便したい」という患者もおり、肛門機能を再建する手術が行われるようになった。


患者の検査データを確認する捨田利外茂夫さん(水戸赤十字病院で)

 水戸赤十字病院(水戸市)第2外科副部長、捨田利(しゃたり)外茂夫(ともお)さんは、直腸がんや痔(じ)ろうの手術などで、肛門の機能を失った患者に、足の筋肉を肛門に移植する手術を行っている。

 移植するのは、足の付け根から太ももの内側を通り、ひざの内側に達する薄筋。切除しても、足の動きを損なわないこの筋肉を、血管や神経と一緒に、皮下を通して肛門の周囲に巻き、括約筋の代わりにする。括約筋が残っていればその外側、括約筋がない場合は腸管の周りに巻きつける。

 近畿地方の40歳代の女性会社員は一昨年、直腸下部にがんが見つかり、肛門や肛門括約筋を切除し、人工肛門をつけた。

 だが、人工肛門になじめず、インターネットなどで調べて捨田利さんを訪ねた。昨秋から今年2月にかけ、人工肛門をふさぎ、肛門を再建する手術や、薄筋を腸管の周りに巻くなどの手術を受けた。

 足の筋肉で肛門を締めるのに慣れるには時間がかかる。この女性は座った時は肛門が十分に締まるが、まだ立ったり歩いたりすると肛門の力が弱くなる。そのため週4~5回、腸内を肛門から入れた温水で洗う洗腸を行い、失禁を防いでいる。それでも「人工肛門の時より、精神的に楽になりました」と語る。

 肛門機能を再建する手術は、国際医療福祉病院(栃木県那須塩原市)、関西医大枚方病院(大阪府枚方市)、高野病院(熊本市)でも行っている。

 海外では、便失禁の治療に、括約筋をつかさどる神経を電気的に刺激して括約筋を締める方法や、括約筋の間にシリコーンを注入して厚くする方法もあるが、国内では行われていない。

 肛門内圧の検査すら、一部の病院でしか受けられない。便失禁は、高齢化とともに患者が増え続けるとみられるだけに、早急に治療の体制を整える必要がある。(佐藤光展)

  肛門機能再建 肛門に移植した薄筋に、体内に埋め込んだ装置から電気刺激を送り、肛門を持続的に締める方法もあるが、電気刺激を行わなくても、薄筋は徐々に働くようになる。お尻の筋肉などを使った再建手術を行う病院もある。

[提供:読売新聞]





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最終更新日  2006年11月12日 07時23分23秒
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