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「ケネディからの伝言」 小学館 ケネディからの伝言を読んだ。 著者は、「20世紀最大の謀略 ケネディ暗殺の真実」と同じ落合信彦。 ケネディーが政治的力を発揮し、国民の支持を集めた手法、 アメリカの陰の部分と戦って、敵を作ってしまい、 それが暗殺につながったこと、などが書かれている。 今から50年前、アメリカは、地下組織や軍需業界に牛耳られていたという。 FBIもCIAも、地下組織や軍需業界の方を向いて仕事をしていたという。 ジャックルビーがダラスの警察の地下駐車場に入れたのも、 警察官の多くがルビーの酒場で接待を受けていたからだという。 そして、その時は、黒人の大学入学を認めない、ミシシッピとアラバマの知事が、 大学の正門に立って、実力行使をして、市民の喝采を得た、 という時代でもあった。 アメリカは今、世界で、民主主義の宣教者のようなことをしているが、 ほんの50年前は、野蛮な人種差別をしていたわけで、 このタブーに手を付けたのがケネディだったのだ。 ケネディーの政治姿勢に影響されたのが、カーター大統領やゴア副大統領。 だが、ケネディ以上のことはできなかったし、 これからも、ケネディーのような大統領は出てこないと思われる。 その後、大統領になったニクソンは、古典的なアメリカ型だという。 ウォーターゲートで盗聴をするなど、好き勝手をした。 この本には無いが、業界に頼まれて汚い手法でロッキードを世界中に売ったのがニクソンで、ケネディー一人ではアメリカを変えられなかったことがわかるし、 ケネディーが消された理由も見えてくる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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