カテゴリ:裁判・判決
日坂の宿の絵碑から一部 広重の東海道53次の絵の一つにあるのが、日坂の「夜泣き石」。 なぜ道の真ん中にあったのかの説明はないが、夜泣き石の説明はいたる所にある。 ここで山賊に殺された妊婦の霊魂が石に移り、夜に泣いたという。 で、この石を巡っては、二回の、所有権確認訴訟が起こされている。 事の発端は、いずれも、寺の物にしたいとう、久延寺の和尚。 そして、夜泣き石を担保に金を貸したという、杉本氏と、保証人の小泉氏、さらに、 外野席から、この石は日坂村の物という村長の声が入り、 最終的には、所有権は杉本氏にある、杉本、小泉、日坂村が協力して保存に努力すること、 になったという。 明治18年、昭和12年の裁判だが、今の世でも通用する担保権と、 今の世では考えられない「保存に努力」というのが、すばらしい。 画像中は、杉本氏が所有する、本物の夜泣き石。 画像下は、地元民が久延寺に寄贈したレプリカ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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