カテゴリ:診療・医療
体の痛む度合いは、当人以外にはよく分からない。 医師や看護師が聴診器を当てても、分からない。 患者本人が「このくらい痛い」と言わないと、周囲には分かってもらえない。 しかし、どの程度の痛みなのかを表すのは難しい。 患者本人の感じ方が大きく影響するからだが、 そうは言っても、医師や看護師にその痛さを伝えないことには、先に進まない。 その痛さの度合いを表すのが、ペインスケールだ、 ゼロから、10までの、11段階で痛さを表すものだ。 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 なし 軽度 中等度 高度 極度 こんな感じだろうか。 数字の下に、痛さを表す顔のマークがあったりする。 で、入院当日の、各種検査をしているころから、お腹が痛くなってきた。 最終的に医師の説明を受けるころには、かなり痛かった。 「お腹が痛いです」と医師に伝えると、10段階でどのくらい痛むのかを聞かれた。 「5位でしょうか・・・」と言うと、 「お産の痛みが、6~7だけど、そんなに痛いんですか」と問われた。 「あ・・・それでは、3か4位でしょうか・・・」と答えたのだが、 考えてみれば、お産したことがないので、その痛さを知らない。 そして、痛みの度合いを尋ねた医師は、どうみても、男だ。 彼も、お産の経験はないだろう。 元気なら、ここで突っ込みを入れるところだが、痛い方が先で、それは出来なかった。 同じ病室の患者は、痛みの度合いを「11」と言っていたが、 ペインスケールがあっても、個人差が大きいので、 目安、あるいは、その当人だけのスケールになっているものと思われる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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