カテゴリ:政治・選挙
読売新聞 世の中分からないことが多すぎる。 最近のニュースで分からないことのもう一つは、河井案里議員の辞職理由だ。 ニュースの多くは「有罪が確定した場合には当選無効となり、失職するが、 辞職を選んだ」とある。 だが、失職することと辞職することの、損得的違いが分からない。 学生の頃、習った。宅建などの試験にも出た。 「無効」とは、最初から法的効果を生じない。 誰に対しても,誰からも,無効を主張できるのが原則。 無効は追認しても効力を生じない。 そして、選挙の「当選無効」については、最初から法的効果が生じないとすると、 議会での採決そのものが覆ることが生じるので、採決などは無効にならない、と。 失職して当選無効となると、最初から議員でなくなるということなら、 支払った(税金だから、受け取ったとは言いたくない)歳費も無効だから、 返還されるべきと考えるが、この点についての説明がない。 案里議員はなぜ辞職の道を選んだのか。 自民党からの圧力とか色々あっただろうが、当選無効でなく辞職した理由を知りたい。 案里議員に損得勘定はなかったのだろうか? 当選無効でも辞職でも、法的にも経済的にも変わるところがないなら、 (控訴しないと言っているのだから)マスコミは大騒ぎをする必要は無い。 そもそも、「当選無効」というのは、法律用語なのだろうか? そうだとするなら、「無効」の使い方が間違っている。 (歳費の返還については分からないが)採決が無効にならないのだから、 最初から法的効果を生じないということではないからだ。 この点を庶民に分かりやすく伝えるのがマスコミの責任だと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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