しばらくブログを書くことができませんでした。というのは、急遽出店が決まって香林坊大和8階、キルト展と手しごと展(7月27日~8月1日)でウルシ染めを展示販売してきました。
結論から言うと、ウルシ染め25点のうち20点販売。ただしオーガニックコットンと綿、麻に染めたストールは売れました。絹は時節柄売れません・・・予想どおりですが(^^;
今回、急な出展だったので知人や親戚にはDMを一枚も出さないまま臨みました。・・・無謀(笑
手前4点がウルシ染めストール
そして集客に手描き実演
ウルシ染めの綿ストールや麻の白ストールにヤマブドウやノブドウの絵を描いて販売しました。
展示だけや言葉だけでウルシ染めを買ってもらえるほど、大和のお客様は甘くないです。むしろ全国に数あるデパートの中でも、私の知る限りでは催事場に来て貰えるお客様の少ない場所のひとつ(ーー;
今回出展していた県内外の手作りショップの中には、一日販売額0円、合計経費赤字というお店も何店かあるほどの厳しい催事場です。
それでもウルシの廃材チップを煮出して染めた話は興味を持ってもらえました。単に珍しいだけではなく、輪島に国産ウルシが少ない話も聞いてもらえます。なんで?もっと植えないの?と聞かれます。ウルシ新参者で漆業界の人間ではない私には、詳しく答えることができないですが(--;
私が言えるのは、ウルシ廃材を使って良い染物ができるということ。ウルシ染めは木綿にピンクグレーやレンガ色、カラシ色やグレーなど数色を染めることができ、一部の色は工業試験場で耐光堅牢度3級を越える結果が出たので販売しています、ということです。
ウルシ染め関係者の皆様、ご購入していただいた皆様、ありがとうございました。お盆以降になりますが、更に染めを続けて9月12日からの草木染め教室20周年記念展には、新作も発表したいと思っています。
私は漆業界の人間ではありませんが、縁あってウルシを染めることになりました。漆の苗から廃材までの循環の中で、ほんの少しでもお手伝いができれば良いと思っています。 | |