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能登の手染め日記

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Sep 14, 2019
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カテゴリ:染色
手元に福島県産のウルシ材が届いた。さっそくチップにして煮出し試し染めを行なうことにした。

ウルシのチップは産地ごとに異なる表情をしている、それは県の違いと言うより、例えば能登産のウルシでも日当たりの良い肥料の効いた土地の木であれば、当然のこと生育は良い。年数によって年輪が広かったり蜜の木もある。その本来の目的であるウルシの樹液の良し悪しは別の判断として、染料用のチップとしては黄色の心材の美しさが重要になる。



左下、輪切りのウルシ材。これを細かい柵状にしてチッパーで細かくする



枝切りバサミで1~2cm程度の大きさ(左)のチップにしてから煮出す

今わかることは、私の染めた・・・3年間の経験だが(笑)チップの色が濃い黄色で均一な状態のチップが染色用チップとしては最適だといえる。福島のチップも美しい黄色。今回の材は直径10cm未満の小枝が多いので、色は、それほど濃く無い。この木の根に近い部分が熟した赤みの濃い黄色だと思う。

ただ、このレモンイエロー味の黄色は、美しい緑色を染める期待もある(^^

産地によって年輪の状態は異なるが、結論として、染料にするには色の美しい木材を数本集め、白い部分や汚れたり黒い部分を除き、太い部分と細い部分を満遍なく入れて常に同じような状態にする方法がある。そうすると、同じように抽出して同じように染めると同じような生地ならば、何時染めても『同じような色』にすることができる。・・・どこまで同じようにするか?それは、染める人次第(^^ゞ

そして、豊富に材料が手に入る産地であるならば、赤みのある黄色や緑味の黄色、太い部分、細い部分を分けたままチップにして染めると、色味の異なる染めを手に入れるという恩恵に浴することもあるのだった(^^・・・とても気の遠くなるよう豊富なデータが必要だが(笑

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Last updated  Sep 30, 2019 11:43:16 AM
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