徳島の旅、最後は美馬市のうだつの町並みを観に行った。うだつの上がらない私だからこそ、行ってみたくなったのか?と思った(^^;
いままで何ケ所かの《うだつ》を観てきたが、美馬の袖壁《うだつ》はボリュームがあって、鬼瓦も、むくり屋根の丸さも格子や虫籠窓、こて絵など、特徴があって阿波藍の集散地として商いが繁栄したことが良く分かる。
道路の両側に続く、うだつの町並は430mほど
漆喰の白壁に丸みを帯びたむくり屋根
鬼瓦や鳥が糞をしないための止まり木もあるようだ
飾り格子や、うだつの装飾や分厚さはボリュームがある
藍染めの集散地も栄えたが藍染めの工場も大きかったし、商業の規模も大きく反映していたのが分かる。時代の変化とともに繁栄の姿は変わるが、本藍染めの仕事も歴史的な展示物も、長きにわたり培われた伝統あるプロの仕事は見ごたえがあった。
京都でも徳島でも伝統的な仕事と文化に裏打ちされた暮らしがあった。能登の輪島塗や珠洲焼にも能登半島地震で莫大な被害を受けても、今まさに立ち上がる人々の力がある。どんなに伝統があっても、苦難の時代であっても乗り越えるための気持ちと仕事が必要なのだと思い知らされる・・・ちゃつちゃと片づけて染め仕事せーま!!!と、自分に言ってみる(^^;)
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