3月9日(土)長年の夢だったけどなかなか実現しなかった染め、徳島のスクモ(蒅)藍を学ぶことが実現した。私の工房では草木染め全般を染めるので藍染めも行うが、主にインド藍を使って染めることが多い。国産の藍も種を蒔いて育てて生葉染めや乾燥葉を使こともあるが、スクモを作って藍を発酵させる方法は行っていない。
普段は工房の畑で藍を栽培し真夏に沈殿藍を作っり、インド藍と混合した藍液を使って藍染め教室で体験してもらっている。しかし、それゆえに徳島のスクモ藍へのあこがれも強く、昨年は本藍を染める人々と話す機会も多くあり、今回の地震で仕事ができない期間に学びに出かけたという次第。
「天然灰汁発酵建てによる本藍染」本藍染矢野工場さんで藍染め体験
矢野先生の指導を受けて染めるyukiko
完成した本藍染めの綿ハンカチ
絞りの藍染め教室も見学させていただいた
さらに藍染めの歴史と作品を学びに藍の館へ行った
藍の仕事と作品を鑑賞
藍染め資料をいただいて読むことにした
妻は自家栽培の乾燥葉を使ったスクモを使った天然藍を実験で濃く染めることはできたが、能登の寒さの中では温度管理も手間が掛かりすぎで実用的ではないと思ったらしい。それでも徳島産のスクモを購入して夏に発酵させることは可能だと思うので、これから先の選択肢として残しておきたい。
私としては新たにスクモから染めるのが無理でも、せめてインド藍によるロウケツ模様で、能登上布の着物を染めるのを何とか実現したいと思うのだった・・・無謀な挑戦かな?(^^)
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