ウルシ染めの追加注文が入ったので染料チップの在庫を見ると、ほとんど無くなっている。急遽チップ造りの作業に取り掛かる(^^ゞ 工房で使うのは野積みで保存している輪島産のウルシ廃材。伐採してから5年ほど経過しているかな。
チェンソーで輪切りにして鉈で割って短冊にしていく。すべての廃材が使えるわけではなく、黄色味が鮮やかで濃い目の材だけを使う。
理想的な黄色の状態は濃淡がムラなく色味が詰まっている材
直径10㎝~30㎝ほどで年輪が詰まって黄色一色になっている材が良い(左上)
輪切りにして鉈で割って短冊にして、更に幅を3cm以内に細く割る
こんな状態で積んでブルーシートを掛けてある
短冊が一定量になるまで作業する・・・チップにして15kgほど
まだ作業が足りないし、白っぽい色の材を減らしたい。黄色の具合は切ってみるまで分からないので、多い目に輪切りを増やしていく。
ウルシチップを作るのは手間が掛かって決して儲かるわけではないのだが、染料を自分で作ることによって豊富に染色実験ができる。それはアカネやコガネバナ等でも同じで、こんな地震の多い能登で草木染めをすることの意味があると思えるのだった・・・地震は無い方が良いに決まってるぞー-っ!!!くそっ!くそつ!くそつ!・・・(^^;
ウルシチップが手に入らない場合・・・ウルシチップの作成と販売も行っています。先ず試し染めをしてみたい方はチップ200g送料込み1,100円で販売しています。ご希望の方はshigunaru16@gmail.comまで。染め方のプリントも同封します。チップ200gで繊維200g以上染めることが出来ます。 | |