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テーマ:神楽(61)
石見神楽の本というか上等なパンフレットですが
楽天のマラソンだったかスーパーセールだったかにゲットしてました
書籍というには厚みが薄く、パンフというには厚みがあり紙質は固めの上質ツルンとしたやつで
内容は①「神楽とは?」というところから始まり
②衣装や面、蛇胴(大蛇の長い蛇腹状の胴体部分)の職人の紹介
③いろいろな演目の解説ストーリーが画像満載でという3部構成


表紙は鬼、石見神楽の主役は悪役で最終的には退治されてしまう鬼だ
煌びやかで重量感があって見事な刺繍の衣装、凄みのあるイケメンの鬼面は演目ごとに違う、役者の激しい舞いも迫力がある
ちなみに最後に退治されずに鬼が改心する演目は「道反し」(ちがえしと読み鬼反しとも言う)


東京と大阪公演の際のパンフレットだったようだ
平成23年版(初版)
↓次の画像は、儀式舞い含め30演目収められた中から、自分の好きな演目2つを紹介


『貴船』
一方的に離縁された妻が夫を恨んで貴船神社に参拝、お百度参り的な?ことでもしたのか妻は鬼女になり夫を呪い続ける
夫は夜な夜な眠れなくなって病みそうになって、安倍晴明(陰陽師)に相談
自分の身代り人形を藁で作るように言われた夫
藁人形を夫と思いこんだ鬼女は襲おうとするけど、なぜか天に召されてしまう
人を呪うという行為が神様に許されなかったのかなぁ、と自分は解釈したけど少し悲しい物語だ
頭の上に本物の火の付いたロウソクが使われて衝撃的だけど、「呪い」がテーマなのでこれを演じる団体は少ない


『頼政』
平安時代の帝が丑の刻になると「ヒョ~ヒョ~」という獣のような声にうなされ悩まされていた
そこで帝は弓の名手の源頼政に命を出し、頼政は家来と2人で獣退治に向かう
道中、村人が子ザルたちにいたずらされて困らせていたので、これらも2人が成敗
ある夜の丑の刻、黒雲が立ち込める中ついに猿のラスボス登場
猿の見た目は頭が猿、体は狸、尾は蛇、手足は虎の奇怪な獣「鵺(ぬえ)」という
鵺との激しい戦いの末、頼政たちはもちろん勝つという、石見神楽お決まりの善と悪のストーリー
黒雲のところでは幕の裏からスモークがたかれ、子ザルたちは鵺の手下という設定
子供の舞い手が猿の全身被り物をまとい、たくさん出てくるし客席乱入は当たり前なので観客の子供に人気のある演目
「夜」編に「鳥」で『鵺』っていう漢字、神楽にハマらなかったら一生知らずに終わっただろう
石見神楽は「大蛇」だけじゃないのがわかっていただけたと思う
この演目以外にも素晴らしくおもしろい演目は多い


面の職人を紹介したページ




【送料無料】 石見神楽 写真付き 演目紹介 パンフレット オールカラー 島根県西部 石見地方 伝統芸能 演目解説 衣装
A4サイズ、42ページ、1000円
石見神楽の特に本場、浜田から届くのだよ、すごいゼ、手書きメッセージ付き
再販はない気がするし書店では取り扱ってないし、楽天ブックスでも買えない
入手したい人はお早めがいいかも
急かすわけじゃないけどいつまでも在庫はないと思うし、自分にとっては貴重な書物
メルカリなどで売るとかはやめよう





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Last updated  2019.10.22 16:54:12
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