テーマ:好きなクラシック(2282)
カテゴリ:オペラ
鑑賞日:2012年2月18日(土)14:00開演 入場料:¥6,000 4階(L3列) 【主催】(財)東京二期会、(社)日本演奏連盟 東京二期会オペラ劇場 2012都民芸術フェスティバル参加公演 J.ヴェルディ作曲 歌劇「ナブッコ」 (イタリア語/字幕付) 会場:東京文化会館大ホール 指 揮:アンドレア・バッティストーニ 演 出:ダニエレ・アバド 演出補:ボリス・ステッカ 美術・衣裳:ルイージ・ペレーゴ 照 明:ヴァレリオ・アルフィエーリ 合唱指揮:佐藤 宏 合 唱:二期会合唱団 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団 出 演 ナブッコ: 青山 貴 イズマエーレ:今尾 滋 ザッカーリア:斉木健詞 アビガイッレ:岡田昌子 フェネーナ: 清水華澄 アンナ: 日隈典子 アブダッロ: 大久保 憲 ベルの司祭長:倉本晋児 感 想 合唱「行け、我が思いよ」が有名なナブッコ。前日は雪がちらつき、まだまだ寒さが続く冬の寒空の中、上野へ出掛けた。 座席は4階左側3列目だったが、前席の方の座高が低く、乗り出すこともなかったので、欠けること無く舞台が見れたのは幸い。 客席暗転となりオケのチューニングの後、スポットライトを浴びて指揮者登場。今回イタリアのパルマ王立劇場との提携公演とのこともあり、指揮者はパルマ劇場首席客演指揮者でもあるバッティストーニ。年齢は24歳で細身長身で女性に人気が出そう。 序曲は、早めのテンポだが旋律に合わせてメリハリを付けて、なかなか聴かせる。 舞台は王宮の壁が舞台全体に置かれ、周り舞台で斜めにすることで遠近感を出している。王宮内の場面ではこの壁面の3ヶ所が開き、中央は階段、両隣は張り出しとなり、照明を使って更に立体感を出している。 歌手は今回二期会でオーディションを行い決めたとのことで、皆よく歌えている印象。 その中でもタイトルロールの青山貴とフェネーナ役の清水華澄が良かった。清水はメゾ・ソプラノとのことだが、高音部分も多く、アビガイッレ役の岡田昌子より高音が響いていた。名古屋のコンサートへは都合で行けず聞き逃したが、7月の東京二期会カバレリアには出演とのことでチケット確保済みで楽しみ。 合唱は素晴らしく、とくに「行け、我が思いよ」はエンディングのカデンツァがピッタリと決まり何時までも続くようで拍手の後アンコールとなった。この曲はイタリア第2の国家と言われ、当時オーストリア支配下にあったイタリア人と重なり熱狂的に迎えられたとの話はプログラムの解説では時代がずれており、後に加えられた逸話らしいとのこと。 オケは東フィルの割には軽めだがスピーディーな演奏で最後まで緩むこと無く楽しむことが出来た。若手指揮者の功績で、今後名前が出てきそう。 前夜の懇親会のため体調悪く、音楽に集中出来なく残念だった。オペラは観客側も体調管理が大切だと再認識させられた。 End お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.02.19 23:42:33
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