テーマ:好きなクラシック(2282)
カテゴリ:オペラ
鑑賞日:2013年2月3日(日)14:00開演 入場料:¥6,615 C席4階 【主催】新国立劇場 新国立劇場2012/2013シーズン公演 ドニゼッティ作曲 歌劇「愛の妙薬」 (全2幕、イタリア語上演/字幕付) 会場:新国立劇場オペラ劇場 指 揮:ジュリアン・サレムクール 演 出:チェーザレ・リエヴィ 美 術:ルイジ・ペーレゴ 衣 裳:マリーナ・ルクサルド 照 明:立田雄士 合 唱:新国立劇場合唱団 管弦楽:東京交響楽団 出 演: アディーナ:ニコル・キャベル ネモリーノ:アントニーノ・シラグーザ ベルコーレ:成田博之 ドゥルカマーラ:レナート・ジローラミ ジャンネッタ:九嶋香奈枝 感 想: 既に何度も観た演目で昨年11月METライブビューイングでも観ている「愛の妙薬」だがシラグーザ聞きたさに、昨日に引き続き初台まで出掛けた。 本演出は2009年初演の再演。幕にはアルファベットが多色で描かれている。序曲が始まると、「ELISIR」(妙薬)の文字が浮かび上がり、そのまま舞台上の造形になり、そこへ農民たちが集まり歌い始める。この後も文字の配置が場面毎に変わったり、扉になって中から兵隊が登場したりと面白い。(写真は新国立HPへ) 舞台一面がトリスタンとイゾルテの本の表紙になったり、ドゥルカマーラがプロペラ飛行機で登場したりと、メルヘンの物語そのまま。衣装も原色が目立つカラフルな色使いで観ているだけで楽しくなる。 昨日公演と違って本日の一番は何と言ってもネモリーノ役のアントニーノ・シラグーザ。登場した第一声から明るい歌声が飛んでくる。聞き所のアリア「人知れぬ涙」は、何度も歌っているであろうに一音一音丁寧に、最後はPPは4階席まで伝わってくる。 拍手とブラボーの歓声は数分間続いた(残念ながらアンコールは無し)。 東日本大震災後に軒並み来日を中止する海外演奏家が多い中、2011年9月藤原歌劇団「セビリアの理髪師」で来日し、ギター弾き語りやコミカルな演技と素晴らしい歌声を聞かせてくれたのが昨日のように思い出される。 アディーナ役ニコル・キャベルは、レッジェーロの声質で、装飾音を確実に歌い上げる。最初の「トリスタンとイゾルテ」を農民たちに読んで聞かせる場面ではメガネを掛けており、その後の演技含め原作通りのイメージ。 ドゥルカマーラ役レナート・ジローラミも安定した声で、重唱もバランスよく聞こえてくる。 合唱は昨日とは打って変わった演目にも関わらず、演技含め歌も素晴らしく流石です。 やはりオペラは主役が良いと、周りも引っ張られ更に良くなって行く演奏となって、3時間弱があっという間に過ぎた印象で十分に楽しめた。 シラグーザさんまた来て下さいね。 End お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.02.04 21:47:40
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