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鑑賞日:2019年10月14日(月・祝)14:00開演 入場料:12,000円(S席2階E列) 【主催】NODA・MAP、ソニーミュージック NODA・MAP第23回公演 『Q』: A Night At The Kabuki 作・演出:野田秀樹 音楽:Queen 会場:東京芸術劇場プレイハウス スタッフ: 美 術 :堀尾幸男 照 明 :服部基 衣 装 :ひびのこづえ 美 粧 :柘植伊佐夫 サウンドデザイン:原摩利彦 音 響 :藤本純子 振 付 :井手茂太 映 像 :奥秀太郎 舞台監督:瀬崎将孝 プロデューサー:鈴木弘之 出演: 松たか子 上川隆也 広瀬すず 志尊淳 橋本さとし 小松和重 伊勢佳世 羽野晶紀 野田秀樹 竹中直人 感想: これまで本格的な演劇舞台を観たことがなかったが、初舞台の広瀬すず始め、有名俳優出演で、野田秀樹の作演出作品で音楽がクイーン公認とのことで、山の神のリクエストもあり、大型台風が去った秋晴れの中、池袋の東京芸術劇場まで出掛た。 時代設定は、平家物語の源平の時代。源頼朝の妹の愁里愛(ジュリエット)と平清盛の息子の瑯壬生(ロミオ)との物語になっており、当役と面影を広瀬すずと志尊淳、それからを松たか子と上川隆也が演じる。 機関銃のようなセリフのやり取りに、時にダジャレや音楽からの言葉を入れ、クイーンの音楽に合わせスピーディーに場面が展開される。 休憩15分を挟んでの3時間公演、休憩前は多少疲れ長く感じたが、後半は別な展開を見せ、最後は冒頭場面に戻って、会うことのない純愛で幕。 「戦いが終われば再び会える」運命の二人は戦争・内戦・テロが絶えないため会うことは叶わず、文字が書かれていない手紙で互いの想いが伝わる所はSNSの裏返しで、現在社会への批判が込められているように感じた。 出演者は何れも熱演。注目の広瀬すずは、2階席にも明確に聞こえるセリフと動き回る演技と表情で素晴らしく、今回初舞台とは思えない。 あとは舞台経験豊かな役者の皆さんで安心して楽しめた。その中でも竹中直人は全く異なる2役を余裕で演じ分け、いかにも舞台を楽しんでいるようだった。 テレビや映画とは異なり、舞台演劇は出演者の熱力がそのまま伝わってくる所がオペラと同じで素晴らしい。 別な作者の舞台も観てみたい。 End お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.10.15 21:28:03
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