椎葉村に行ってきた
昨日(土曜日)夕方の時点で今日はあまり天候がよくないという予報だった。相棒と打ち合わせをして、今朝2:00の天気を見て決めようということになったが、起きてみたら雨が結構降っていた。ただ、インターネットのピンポイント天気予報では、宮崎県北部はほとんど降らないということだったので3:00に強行出発だ。その時点では265号線が通行止めのため、迂回して入るのは大変なので、椎葉村に行くという選択はなく、五ヶ瀬川・三ヶ所川どちらかに入ろうと思っていた。取りあえず出発してみたものの、熊本インターを過ぎても雨脚は弱まらず、6:00前には馬見原(熊本県山都町)に着いてしまった。ここで五ヶ瀬川か三ヶ所川かの選択をしなければならないが、この雨量での渓流釣りはちょっと危険だ。そこで二人で話し合った結論は、「ここまで来たついでだから椎葉村まで行って、釣りは無理でも次回に備えて遊魚券でも買っておくか。」ということになった。国道503号線を椎葉村方面に向かったんだけどとにかく道がひどい。いたるところで落石・崩落し応急処置が施してある。泣きそうになりながら飯干峠を抜け国道327号に入ったが、この道もいたるところで道がえぐり取られた跡があって復旧作業中だ。去年の台風で椎葉村が孤立したというのが大げさな話でなかったのがよくわかる。ところで諸塚村に入った頃には急に弱まった雨脚が、諸塚を抜け椎葉村に入る頃には全く上がってしまった。これを「普段の行ないのおかげ」と言うのだろう。7:00頃椎葉に着いた俺等はもちろん釣る気満々で、まだ閉まっている遊魚券販売所を叩き起こし年券(3,000円)を手に入れた。十根川に入ってみたが川の様子が変わってしまっている。いたるところに崩落の跡があるのは、怖いけどまぁしょうがないとして、川中にあるはずの大きな根つき石が、流されてしまったのだろうことごとくなくなっている。起伏に富んでいた渓流らしいこの川がただのクリークになってしまっていた。気温も10℃ほどあってカディスが飛ぶような状況だったので、俺は#14・16のパラシュートをメインにドライONLYだったけど、巻き返しの緩い流れの中で出たかと思えば、強い流れの尻で出たりと彼らもどこにいるべきかまだよくつかめていないようだ。しかも、フライをただ流れに乗せるだけでは反応してくれず、少し動かして誘ってやってやっと出てくる。これが口で言うのは簡単だけど、下手くその俺達には結構難しい課題で、せっかく出てくれたのにフライは10cmくらい横に動いた後だったりする。片道4時間かけて椎葉まで来たんだから1人10尾は釣りたいところけれども、釣果はその半分だった。サイズも15cmのバッグ・リミット(ちなみに持っては帰らないけど)ぎりぎりくらいから20cmくらいまでだろうか。この川は本来もうちょっとサイズが出てもいいんだけれど・・・画像は、国道325諸塚村内だ。本来は小さな枯沢なのだろうが、周りの木がえぐりとられ、多くの石が流れ出し、砂防(向かって左側)も決壊している。砂防を打ち破る土石流なんて俺の想像力の範囲をはるかに超えている。こういう去年の台風被害の爪痕がいたるところにまだ残っている。ついでにヤマメは今年の初物だ。初物は小さくても写真に撮るようにしている。計測していないが17~18cmくらいだろうか。という日記を昨晩書きかけていたのだが、さすがに疲れていたので途中で寝てしまった。PCを消して寝たときに消えてしまったようで、今朝あわてて書き直している。俺はまだF1の結果も知らない。