848540 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

私訳・源氏物語

私訳・源氏物語

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

佐久耶此花4989

佐久耶此花4989

日記/記事の投稿

カレンダー

バックナンバー

June , 2024
May , 2024
April , 2024
March , 2024
February , 2024
January , 2024
December , 2023
November , 2023
October , 2023
September , 2023

カテゴリ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

August 30, 2009
XML
カテゴリ:

 朝9時に母をクルマに乗せて、投票してきました。

投票場は家から1キロ程度の距離にある中学校なのですが、
高令の母にとって徒歩での往復2キロは難儀なものがあります。
行きはゆっくり歩いて行けても、どこかで一休みしなくては、
さらに歩いて帰ってくるのが辛いと言います。
クルマのない高齢者は、投票することも困難ということになりましょう。

こうして母を見ていると、年よりが一人で暮らしていくことの困難を、
しみじみ実感するのです。

視力の衰えから、ちょっとした段差や床材の違いでも、
つまずいたり滑ったりしやすく、
買い物してもお財布から小銭を出せずにもたつき、
レジで迷惑をかけるからとついお札ばかりを出すので、
小銭ばかりが溜まってしまいます。

食料品のパックを開けようとすると、
透明なテープがあちこちに貼ってあって、なかなか開けられません。

インスタント食品の作り方は文字が小さくて読めませんし、
力の衰えのために瓶の口を開けることさえ困難です。

現代社会はレジでも銀行でも、
サービスの為に「待たせる・待たされる」ことをしなくなっています。

それだけ加速度的にスピード化しているのですが、
高齢者は若い頃と違って、身体の動きも神経の反射も鈍くなっていて、
それが今の社会についていけず、
周りからおいてけぼりにされているように感じ、憐れになるのです。

けれど母の姿は明日の我が身です。
すてきに歳を重ねたいは思っても、
現実はなかなか理想通りにいかないものだと思います。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  March 9, 2017 09:01:19 AM
[母] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.