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私訳・源氏物語

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April 2, 2010
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カテゴリ:エッセイ

 3人の受講者にうち、Aさんは私に付き合って参加したので疲れさせるわけにいかず、
Bさんは休みがちであてになりませんでしたから、私が先生の意気を殺がないよう、
打てば響く鐘--どんな音色にせよ--にならざるを得ませんでした。

ところがそうするうち、私は次第にM先生の質問の、意図するところが分かるようになり、
問いに的確に応えられるようになりました。先生の考え方が、分かってきたのです。

必要な事と不必要な事の区別がつくようになりましたし、
何を調べたらいいかも見当がつくようになりました。
一つのことを調べて行くうち、たくさんのことが芋づる式に分かってきました。

 しかし店で仕事をしながら接客の合間に宿題の調べ物をしたり勉強をしたり、
家に帰れば主婦でもありで、身体的疲労感がしだいに高まっていきました。

頭痛、肩コリ、憂鬱感、焦燥感、そして歯痛にも悩まされていました。
夜間も緊張感が抜けず、夢の中にまで方剤や中薬の名前が浮かびました。

 それでも私は、金曜日にM先生の顔を見るとすっかりハイになって、
あっというまに講義が終わるのです。

その間は頭痛も憂鬱感も吹き飛ぶほど楽しく、
終わったとたんどっと落ち込む、楽しくも辛い日々でした。






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最終更新日  March 7, 2017 06:56:34 PM
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