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カテゴリ:水彩画紀行
かって五月の連休に木曾御岳に登った。 王滝から上は真っ白の銀世界。 拾ったスキーのストックを頼りに 滑りやすい雪の斜面を登っていった。 先に登った三人以外誰もいない。 山頂に着いたら彼らは遥か彼方の開田高原へ 心地よさそうにスキーで滑り下っていった。 いつか、同じように滑ってみたいと、 長い間、思っていた木曾御岳の開田高原。 再び訪れた広大な高原は、今、紅葉の只中だった。 あの右肩の広大なゆるやかなスロープ。 いつかスキーで滑ってみたいと思った。 秋の陽に輝いていた途中の木曾渓谷。 開田高原の手前にある、「三岳」高原は、 御岳、乗鞍、駒が岳が見れるから名づけられた。 自然林を生かした素晴らしい高原の起伏の中に 村が開発した広大な別荘地帯がある。 今回泊まった楽天仲間「まっちさん」の山小屋も、紅葉の只中。 木漏れ日に輝く黄葉の別荘地を一時間ほど歩きまわった。 山荘と落ち葉と紅葉の木々が絶妙な調和。 黄昏ともなれば斜光に輝く落ち葉が美しい。 遠いと思っていた木曾御岳は意外と近かった。 毎日、新宿から高速バスが数便出ていて、 片道4時間で着く。往復わずか7,500円。 これなら苗場にスキーに行くより安い。 この冬は開田高原で滑ってみようと思った。 斜光に輝く落ち葉は踏むのをためらうほど美しい。 御岳を望む展望台から見ると、ときおり 紅葉に囲まれた桃源郷のような一角があった。 もし一年中秋だったら、ほんとうに至福の里だろう。 水彩画 「紅葉の里」 「デザイン・アート部門」の クリックして応援してくださいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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