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テーマ:表現者、集まれ~(263)
カテゴリ:水彩画紀行
我が住む里は、かって堀辰雄などが療養した武蔵野のただ中。 多摩川へ流れ込む清流、柳瀬川があるゆえか、その名も清瀬市。 土手沿いには、桜の回廊が連なり、鷺がときおり飛び立つ。 桜に関する俳句を少し探してみたら、 女流詩人の桜の句は、どこか妖しさがともなう。 愛咬やはるかはるかに桜散る 時実新子 猟銃を抱かせてもらう桜の夜 鳥居真理子 なんとなく猟銃を抱いた女性も桜に酔って、 その夜、妖しく抱かれたような風情あり。 俳句界きってのこの美形俳人は視点が多彩。 こんな対比のうまい句も、ものにする。 豚の子が群がっている桜かな このふたつは、彼女が角川俳句賞で颯爽と登場した時の秀作。 さて今日の即興句 夜桜や般若隠れし幹の影 住まいから5分の禅寺に薄桃色の枝垂れ桜。 花見のあとは、禅寺入り口の料亭花月で和風定食。 いやあ、久しぶりの本格的和食故に、美味かった! さて、帰国中の桜街道の旅、第二弾。 高遠のコヒガンザクラを眺めて、 囲炉裏の山荘のご主人との川柳談義のあとは、 好きな池田満寿夫の陶器と版画がある 伊那の鉄工会社が創った素敵な駒ヶ根高原美術館へ。 途中の畑には、思いがけず水仙が咲き乱れていて、 粋な休耕田活用の発案者に深く感謝。 伊那街道 いずこの野辺にも桜花 古木みごとに惜しげなし パステル画 「春を待つ人」 デザイン・アート部門のプログランキング参加中。 クリックして応援してください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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