NHK連続テレビ小説『なつぞら』~北海道・十勝編がいい感じにスタートしました
2019年度前期のNHK連続テレビ小説 『なつぞら』 。第1週の部分的な感想です。今月の1日よりスタートしたこのドラマ。私は主演が広瀬すずさんで、草刈正雄さんがワイルドな風貌で出演すること以外は何も知らずに見始めましたが、物語の流れやセリフに感動しています。(若い頃ならたぶん号泣してた)柴田牧場の主の泰樹役の草刈正雄さんは、現代ドラマで登場していた高級スーツの素敵な着こなしから、今度はワイルドな農夫になりました。(それでもSNSではカッコイイと評判です)そして草刈さんの泰樹の雰囲気が、どこか大河ドラマ『真田丸』での真田昌幸を彷彿とさせるものがあると思ったら、多くの人が同じ思いでした。さらに『真田丸』でおなじみだった小林 隆さんや高畑淳子さんがご出演で、SNSでは湧いています。そのうち中原丈雄さんが、東京編では近藤芳正さん、中川大志さん、小手伸也さんがご登場です。丸クラスタはまた賑やかになりそうですね。そしてスピッツが歌う主題歌の『優しいあの子』が、優しい音でメロディーもこれまたいい!前作は前奏もなくワッ!と張り上げた声で歌いだし、TVをつけてて場面が切り替わっていきなり曲が流れ始めたときにびっくりしたことが何度もありました。主役のカン高い大声もやかましくて耳障りだったので、やっと落ち着いた朝の時間になりホッとしています。『なつぞら』は視聴率もいい感じのようですね。でも実際の視聴率はもう少し上がると思います。どういうことか?それは朝の出勤前にドラマを見て感動してつい泣いてしまうと、せっかく化粧したのが台無しになるとか、男性でも目を赤くはらしたまま電車に乗れないということで、録画して夜見ている人も多いからです。脚本は大森寿美男さんで、若い世代の心もがっちりとつかんでくれました。来週からも期待したいものです。父の戦友だった柴田剛男(藤木直人さん)に引き取られて北海道の柴田家にきた奥原なつ(粟野咲莉ちゃん)でしたが、この家での自分の存在に対する気まずさから「働きます、何でもします、ここに置いてください!」と剛男らに懇願します。それを聞いた主の泰樹(草刈正雄さん)は「それでこそ赤の他人じゃ」と。泰樹は一見冷たいようだけど誰よりもなつの気持ちを汲んでいてくれてます。泰樹に言われたよう、なつは毎日夜明けとともに起きて牧場の手伝いを始めました。泰樹は不愛想で厳しいけど、なつの頑張りをちゃんと見ていてくれて、ある日なつを帯広の街に一緒に連れていき、作業用の長靴を買ってくれました。長靴はなつには少し大きくてぶかぶかだけど、なつはいっぱい食べるから・・。(東京にいた頃とちがって、美味しいものがおなか一杯食べられますからね)泰樹の馴染みの菓子屋に寄ったときに、菓子屋の主人の小畑雪之助は泰樹が持ってきた牛乳と卵でアイスクリームを作ってくれ、なつも一緒に食べました。その時になつは泰樹から「俺たちは何でも我慢せずに言い合う、そうやって開拓の辛さを耐えてきた、言いあえる相手がいるだけで人は恵まれとる」と聞かされます。ちゃんと働けば必ず いつか報われる日が来る報われなければ働き方が悪いか、働かせる者が悪いんだそんなとこは、とっとと逃げ出しゃいいんだだが一番悪いのは、人がなんとかしてくれると思って生きることじゃ。人は人を当てにする者を助けたりはせん逆に、自分の力を信じて働いていれば、きっと誰かが助けてくれるもんじゃお前なら大丈夫だだからもう、無理に笑うことはない、謝ることもないお前は堂々としてろ、堂々とここで生きろ泰樹から心の支えになる言葉をもらい、学校も柴田家での手伝いも楽しく頑張るなつでしたが、ふとしたことがきっかけでどうしても東京にいる兄・咲太郎に会いたくてたまらなくなりました。そしてある日の夜明け前、なつは東京を目指して柴田家を飛び出していきました。(1・2週目の感想にするつもりでしたが、長くなったのでここで分けます)