|
カテゴリ:模型
本年13個目のプラモ というか、スクラッチビルドの
ソビエトT-39多砲塔戦車 (T-39 Soviet Super-heavy Breakthrough Tank) 4月4日、完成としました。 4チャンネルリモコンで走行、前部超壕用履帯可動、主砲塔・後部副砲塔旋回となっています。 リモコンのコードは取り外し可能にしてあります。 T-39戦車は、様々なタイプが計画されたようですが、実車が作られることはなかったということです。 いろいろ考えられたプランの中で、プラン7とプラン8については、当時、模型が作られ、その画像が「労農赤軍の多砲塔戦車」という本にも載っています。 労農赤軍の多砲塔戦車 T-35、SMK、T-100 (独ソ戦車戦シリーズ) [ マクシム・コロミーエツ ] 今回のT-39は、プラン8を基本として、ネットで探してきた側面図や模型の画像を基にディティールなど全てデッチアップしたものです。 設定としては、SMK多砲塔戦車と同じキーロフ工場で1937年頃に製造され、 全長は12,500mm、 全幅はSMK多砲塔戦車やT-100多砲塔戦車と同じ3,400mm、 全高は4,400mm、 砲塔前面の装甲厚は最大で100㎜、その他50㎜、 鉄道輸送の際に、低床貨車に乗せて車両限界に収まるよう、車体上部と主砲の側面は斜めになっています。 排気管は後部の駆動輪上部に排気口があり、このままで水深1,500mmまで走行可能という設定です。 武装は、主砲が152mm榴弾砲で、3基の副砲は45㎜対戦車砲です。 前部副砲塔には45㎜砲と同軸に7.63mmDT機銃を装備し、後部副砲塔は、砲とは独立して7.62mmDT機銃を装備しています。
主砲等と後部副砲塔のキューポラのハッチは開閉可動にしてあります。 タミヤの戦車兵等のフィギュアを置いてみました。 大きさの比較のため、他の戦車と並べてみました。 左から、今回のT-39、T-100、SMK、KVー2、BT=7です。 スターリンと側近を置いてみました。 ウィキペディアのT-35多砲塔戦車の記述には、1940年頃に、多砲塔戦車については、その運用上の問題もあって、スターリンは、『君たちは何故戦車の中にミュール・アンド・メリリズ(モスクワの百貨店。)など作ろうとするのかね』と皮肉をこぼし、以後ソ連で多砲塔戦車の開発は打ち切られたということですが、1938年頃にこの車両をみたとしたら、何と言ったか・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[模型] カテゴリの最新記事
|