前の日記2つのブルブルついでに
というわけではないのですが、
小説のタイトルです。
「犯人は密かに笑う」
光文社文庫、
今年の1月に出たばっかりで
まだ楽天ブックスでもアフィリエイト見つからないのです。
普段
以前書いたのですが、
講談社文庫のをシリーズで買っているから
他社のアンソロジーを買って
同じ作品を読むってことになりかねないから
アンソロジーは講談社にしぼっていたのですけれど
副題に惹かれてしまったのでした。
「ユーモアミステリー傑作選」とあるのです。
そうねぇ
現実の犯罪の方が
推理小説というよりも怪奇小説、グロテスク
兄が妹を
妻が夫を
家族が父親を
見知らぬ者同士で交換殺人
なんて調子ですから
ユーモアミステリーの
ユーモアの部分に
なにか救いを求めてしまって
書店で手が伸びてしまったのでした。
案の定
14作品中2作品は既読だったのですが
それでも
のっけから楽しめました。
オべタイ・ブルブル事件
しかも著者が徳川夢声!
「恐るべき映画の影響は、滔々として斯くの如し」
「活動写真は、往々にして犯罪の方法を教えるものであるから、
児童に之を見せてはならない」なんて文章が出てくるのです。
読みながら
うわっ
これ
哲さん向き
なんて思ってしまいました。
既に亡くなられた方々のも入っていて、
結構推理小説読んでいる私でも
知らない作家さん達がいらっしゃいました。
安心して読める推理小説
いかがですか?
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Last updated
Jan 31, 2007 07:51:08 AM
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