著者は現役の法律家だそうです。
法律家ってのは
どの職業を指すのか・・・
一般的には判事か検事か弁護士
つまり司法試験に合格した人?
それとも
判事検事弁護士の周囲で仕事をしている人も含める?
つまり
裁判所で仕事している人
検察庁で仕事している人
弁護士事務所で仕事している人まで?
警察官は含まれないかなぁ。
読みながら
著者はどの職業に就いてらっしゃるのか
そちらの推理ばかりしていました。
強引で裕福な父親の愛娘が殺される。
警察は前科のある人物を
思いこみで無理矢理犯人にしたてあげてしまう。
やってないことなのに
調書がつくられ
警察以外で
無実を言えたかもしれない検察でも裁判所でも
本裁判でも
とうとう否認できず
死刑判決を受けてしまう。
でも
被害者の両親は、
他に本当の加害者がいるってことを
薄々気づいている。
途中までは警察での取り調べについて、
高裁での裁判とそれまでの流れの中では
検事、裁判官、弁護士の描写が
かなりあるわけで・・・
でもね
一つだけ
みなさまが気づかれるかどうかはさておき
(ここでは明らかにいたしませんが)
著者が警察関係ではないなって
思わせられることがすごく小さな一点あったので
やっぱり
まずは警察官というのは
著者の職業からはずせる・・・
じゃぁ
どの(元)職業なら小説をかけるか
一番暇なのはどなた?
う~ん・・・
そこまで知らないですし・・・
県庁所在地にある裁判所検察庁
遅くまで電気がついていること多いですし・・・
弁護士かなぁ
なんて思っていて
フリーランスですから
それこそこの小説の中にあるように
時間の使い方は本人次第でしょうし?
検索かけたら
著者は弁護士って書いてらっしゃる方がいらしたから
弁護士なのかなぁ。
そう思って読んでいれば
たしかに
検事に対して客観的に冷たい?
やや敵意?
判事に対しても、そうかも?
えん罪がつくられていく課程が
よくわかる小説
かもしれません・・・
という意味でも
著者は弁護士っていうのが
妥当なのでしょうか。
もし
(元)警察官
(元)検事
(元)判事
あるいは
それぞれの職業の周囲にいらっしゃる方いらっしゃった方が
書かれたのなら
すごい反省というか
えん罪が作られてしまう課程の
危険性をご存じなのかも?
とも思わないでもないのです。
8ヶ月で12版ですから
相当読まれていますよね。
えん罪の作られる課程
これから裁判員制度が始まる前に
こういうのも予備知識?
とにもかくにも
面白い小説でした。
一気に読んでしまいました。