テーマ:DVD映画鑑賞(13612)
カテゴリ:映画とDVDの部屋
志田未来ちゃんが犯罪加害者の妹を演じる映画「誰も守ってくれない」をDVDでみました
未来ちゃんの熱演は素晴らしいのですが、最後まで何かしら、しっくりしない作品でした。 高校生の兄が殺人事件の加害者として逮捕され、事情聴取中の母親が自殺する、というなかで、 ショックを受けて泣くでもなく、怖くて怯えているというよりは怒っているような未来ちゃん。 実は犯行直後の兄から「助けてくれ」と言われた、事件の鍵を握る重要参考人だったのですね。 それを親にも警察にも隠していた彼女は、「何も知らない罪のない妹」ではないところが、 この映画を複雑にし、未来ちゃんの心理がよくわからないし、納得いかない物にしているかと。 特に、15歳の女の子を保護するのに、女性警官ではなく中年の刑事佐藤浩市さんがつきそい、 ふたりで逃避行し、民間のペンションに宿泊する、というのは、何とも苦しい設定です そして、未来ちゃんの彼を演じる冨浦智嗣君は「わたしたちの教科書」で共演した間柄だけど、 サスペンスで冨浦君がキャスティングされていると、何か訳あり?と先入観を持ってしまう。 彼からも裏切られ、ひどい目にあい続ける未来ちゃんだけど、結局は兄をかばっていた、 というのでは、同情ばかりしていられないので、どう受け止めていいのかわからない。 これでは、加害者の家族にも罪がある、と言われても仕方ないのではないかな。 彼女が親にも話し、兄を説得して自首させたのならわかるけど…と思ってしまいました。 誰も守ってくれない プレミアム・エディション お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年09月04日 14時54分08秒
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