詐欺師の手法は、多数の真実の中に、少数の虚偽を含めるというものです。
さすがに、大半を虚偽で染めてしまうと、全く信用されなくなってしまうため、
「正しい情報の中に、肝心要の嘘を混ぜる」
というのが常套手段です。
『107兆円予算、財政膨張どこまで 市場の警戒感は薄く
政府が24日に閣議決定した2022年度予算案は一般会計が過去最大の107兆円に膨らんだ。政府債務は国内総生産(GDP)比で世界最大。異次元の金融緩和による低金利の環境が財政拡張を支える構図がある。財政の信認は円の信認にもかかわる。微妙な均衡はどこまで保てるのか。(後略)』
政府債務対GDP比率が世界最大だから、何なのだ?
という話は置いておいて、後略部で、
『実際には、急な金利上昇(債券価格の下落)が起きるとの見方は少ない。』
『債務国ではない余裕もある。対外純債権は20年末時点で356.9兆円と30年連続で世界最大だった』
『さらに日銀が長期金利をゼロ%に誘導する長短金利操作を続けている。』
『近年注目された現代貨幣理論(MMT)によれば、自国通貨建てで資金調達できる政府は過度なインフレが起きない限り、債務の増大を懸念する必要はない。』
と、正しい情報を示しつつ、
『世界銀行の20年リポートによると、国債は海外民間投資家の保有比率が20%を超えると価格急落(金利急上昇)の懸念が高まる。』
と、外貨建て国債と自国通貨建て国債の区別をしない「嘘」を混ぜる。
昨日も書きましたが、日本銀行は自分の負債を「書く(打つ)」ことで、日本国債を買い取ることができる。
資産で資産(国債)を買うしかないプレーヤーが、「負債を書く」だけで国債を買い取れる化け物に立ち向かえるはずがありません。何しろ、日銀は国債を買う際に、
「資金調達」
の必要が無いのです。(日銀以外の全てのプレーヤーは、国債を買うために資金(資産)を調達する必要があります)
記事タイトル: 2022年を財政破綻論が撲滅された記念すべき年に
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