さて、注目していた24年4月の実質賃金が公表されました。対前年比▲0.7%・・・。25カ月連続減少。戦後最長の記録を更新しましたよ、岸田総理。
春闘では5%を超す賃金上昇になりましたが、さすがにわずか16%の労組加盟労働者の給与が上がるだけでは、残り84%に薄められてしまい、物価上昇を上回ることはできませんでした。
実は、昨年も全く同じ現象(春闘で3%を超す賃上げ、が、実質賃金下落)が起きていたわけですが、さすがに春闘5%超の賃上げなら「微妙」なところだと考えていました。結局、マイナス幅は縮まりましたが、実質賃金押し上げには力不足だったわけです。
『4月の実質賃金減少、25カ月連続 0.7%減、賃上げで下げ幅は縮小
厚生労働省が5日発表した4月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、現金給与総額(名目賃金)に物価の変動を反映させた実質賃金は前年同月比0.7%減となった。減少は25カ月連続で、過去最長を更新。2024年春闘の賃上げ結果が反映され始めたものの、物価上昇が名目賃金の伸びを上回り、依然マイナス圏から抜け出せていない。(後略)』
【日本の実質賃金指数(対前年比%)の推移】
http://mtdata.jp/data_90.html#RI24Apr
実質賃金の決定要因は、以下の四つ。
(内部要因)
1.生産性
2.労働分配率
(外部要因)
3.輸入物価
4.消費税
―――――――――――――――――続く――――――――――――――――――
記事タイトル: 25カ月連続の国民貧困化
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