昨日は三橋経済塾で鈴木宣弘先生に「食料安全保障」をテーマにお話し頂いたのですが、もはや、
「自助! 共助! 自助!」
の状況になっているのがご理解頂けたのではないかと思います。
公助は、無い。理由は、農林水産省の予算が(緊縮財政で)足りないためです。
使えるカネがない。それにも関わらず、「食料安全保障」の強化を求められた農林水産省は、
「平時には何もしません。有事には有事法制で農家に食糧増産を強制します」
と、控えめに言って「頭おかしいんじゃないの?」という農業基本法を成立させざるを得なかったわけです。
最期に、鈴木先生に質問したのですが、基本法改訂に際して、
「輸出を増やす」
となっていますが、食料安全保障強化のためには「コメの輸出」をするしかない。そして、日本の米価はグローバル価格の三倍以上。
欧州式に農家の所得補償をするか、アメリカ式に価格保障をしない限り、日本のコメが輸出されるはずがない。どういうつもりだったのか?
「できないのは分かっているが、とりあえず言ってみただけ」
とのことでございます。はい、分かっていましたが。
【日本の農林水産予算の推移】
![](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/45d2fe48305ab986b7cddeccabc2b39c0f3bd1e1.40.9.9.3.jpeg)
http://mtdata.jp/data_91.html#nourinsuisan
日本の農林水産予算は、以前は一般会計の11.5%だったのが、今や1.83%。ちなみに、24年度予算は、23年度予算と比較し「3億円」だけ増えました。
なめてんのか?
―――――――――――――――――続く――――――――――――――――――
記事タイトル: 希望
▼ブログを見る
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12856306216.html?frm_src=favoritemail
==============================
インターネット・コンピュータランキング
==============================
ネットサービスランキング
==============================
<