NOVELS ROOM

 えっと・・・リップクリームはっと・・・
 あれ～？ここに入れたはずなんだけどなぁ・・・。
 どうしたんだ、ライラ？
 ポーチにしまってたリップクリームがどこかに行っちゃって・・・あれお気に入りだったんだけどなぁ・・・。
 ちなみにどんなリップクリームだったんだ？
 淡い桃色だったかなぁ・・・リップ自体は白だけどね。
 シンプルなケースデザインで、その淡い桃色にビビットピンクの花柄模様が付いてるの。
 わかった。探してくるよ。
 でも、どこでなくしたのか覚えてないよ？
 いや、買ってくる。リップクリームってのは随時交換しないと唇に炎症が起きたりするらしいから。
 え、でも買ったの前だし・・・もうそのデザインじゃ売ってないかもしれないし・・・。
 なかったら似たようなデザイン探してくるから、安心しろ。
 んじゃ、行ってくる！
 え、今から！？


数時間後・・・


 た、ただいま・・・
 ど、どうしたの・・・そんなに疲れきって・・・。
 人間界に探しに行ったら、女性に囲まれた・・・。
 え、なんで・・・包帯付けてる人なんか厨二病とかいうイメージが付いて寄り付かなそうだけど。
 い、いやぁ・・・頑張ってこの状態で行ったんだ・・・
 そしたら女性たちに囲まれて・・・
 あ、も、戻していいか？
 説明する為に包帯とってくれてありがと、大丈夫だからね？
 ふぅ・・・精神崩壊するかと思った・・・。
 で、どうしたの？
 とりあえずリップクリームは購入できたんだけど、そのあとに囲まれてね・・・
 芸能人だとかモデルさんだとか・・・目のことも問いかけられて大変だった・・・
 とりあえず、女性たちを傷付けない程度にあしらってやっと帰ってきたって話さ。
 なんか、お疲れ様・・・。
 で、あったの？
 あぁ！まだあったよ！これだろ？
 そうそう！このパッケージ！よくわかったね！
 シンプルだって言ってたからわかりやすかった。
 でもごめん・・・実はあったの、リップ・・・。
 なんだ、見つかったのか・・・。
 私の探し方が悪かったんだよ・・・ほんとにごめんね・・・。
 気にすることないよ。買いに行ったのは俺だから・・・。
 (でも、たくさんの女性に囲まれたのには正直疲れたなぁ・・・まぁ、俺のせいだけど)


★リップクリームって単語だけで考えた会話。
オチがわからなくてちょっとグダったごめんなさい。

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