テーマ:ヨーロッパ旅行(4209)
カテゴリ:国内、国外美術館を巡る旅
8日目 ミラノ自由散策、そして帰国
7:00起床8:40出発。今日は念願の半日自由時間だ。当然ミラノの中心部に行くことにする。添乗員からは、 「地下鉄やバスに乗らずに、タクシーに乗れ」 と言われていたのだが、内緒でバスにチャレンジすることにする。ホテルのロビーにホテルの周辺図が貼ってあったので、デジカメに撮って準備万端だ。 ホテルの地図を見る限りでは、バス停は近くにあるようだったが意外に遠い。不安になりながらも徒歩10分でバス停に到着。ふー。そしてバスに乗るためには、たばこ屋でチケットを買う必要があるのだけど、 日曜日なのでどこも閉まっているのだ! ガーン! 読みが甘かった。いまさらホテルに戻るのも悔しいので、地下鉄の駅を目指すことに方針を変更。 地下鉄の駅までの道はわかっているつもりだったけど、実際に歩いてみると地図とは結構違うように感じる。不安になったので、デジカメで撮っておいたホテル周辺図を確認することにする。 ところが大きい地図全体を撮っていたため、該当部分を拡大しても、ぼやけてよくわからない。くぅー! 仕方ないので気合いで歩くことに決定だ。ところがバス停から20分以上歩いても、ほとんど人と出会わない。そうとう、やばい雰囲気なのだ。 そんな不安に悩まされながら、さらに10分歩くとようやく地下鉄の入り口のマークを発見。 まさに砂漠のオアシスを発見する思い。 駅は遠いし、途中ほとんど人が歩いていないような道だったこともあって、ちょっとビビってしまった。自由時間が限られていることを考えれば、はじめからタクシーに乗っていりゃよかったのだ。 階段を下ってようやく地下鉄の駅へ。自販機でチケットを買おうとするが、ボタンがたくさんあってよくわからない。1日券があるのを知っていたので近くの窓口に行くことにする。すると明らかにイタリア人以外の人。 "One day ticket, please." "?????(意味不明な回答)" 予想想したとおり英語が通じない。1日券だけ3ユーロなのを知っていたので、3ユーロ出したら見事成功。チケットといっても、磁気もないただの紙切れだ。 一安心したけどまたトラブル。日本の自動改札の入り口らしきところに入れても反応しないのだ。うしろから来た人の動きを観察していると、別のレーンがありオレンジ色の機械に入れているようだ。それをまねて無事通過。日付と時間を刻印するだけのプリミティブな機械だった。 ミラノの地下鉄はわかりづらい。そして暗くていかにも危なそう。わたしの個人的な経験では、地下鉄の安全度&わかりやすさランキングは、 ロンドン>パリ>マドリッド>ミラノ となる。わたしが待っていたときも、見知らぬ汚い格好をしたおばさんに、何か言い寄られてしまった。 ようやく地下鉄に乗れ、目的の「国立レオナルド・ダ・ヴィンチ科学技術博物館」へ。比較的新しい博物館なので小さいと思っていたら予想に反して大きい。この博物館にはダ・ヴィンチのスケッチを元に作成した機械や、産業革命以降に発達した自動車や蒸気機関車、船、飛行機など、大物がところ狭しと展示してある。大きかったので1時間以上滞在したけど、結論からいえば行かなきゃよかったのだ。少なくとも時間制限があるときに行く場所ではない。 ダ・ヴィンチのスケッチを基にした模型。そういえばフランスのロワールにあるダ・ヴィンチ最後の邸宅「クロ・リュセ」にも復元品があった。 機関車もたくさんある。 飛行機もたくさんある。
また電車に乗り、こんどはブレラ美術館へ。ここにはラファエッロが1点。ティッツィアーノが数点。そのほかルネッサンス期の中堅どころがかなりある。日本語のオーディオガイドを借りていたけど、全部聴き終わる前にタイムオーバー。時間的に帰りは迷うことが許されないので、タクシーでホテルに無事帰還。フー疲れた。 少ない自由時間だったけど楽しかった。未開の地を進むときのドキドキ感。やっぱり添乗員なしの旅行が本質的に好きなのかもしれない。 ブレラ美術館の入り口。
帰りは、ロンドン・ヒースロー経由で成田へ。いろいろしているあいだにあっという間に到着。おわり。 まとめ 9日間全部食事付き。ローマ、ナポリ、ポンペイ、ピサ、ヴェネツィア、フィレンツェ、コモ、ミラノをまわって、自由時間以外の施設入場料はインクルード。1人参加で21万はかなりお得だと感じた。また個人旅行の場合、9日間でこれだけまわるのは不可能だろう。 とはいえ毎朝6時に起きて、夜9時すぎにホテルに戻るという強行スケジュールは大変だった。また43人という大所帯で自由時間もほとんどなしというのにはフラストレーションもたまった。旅行中は疲労を感じなかったけど、帰宅後2日間は疲労でぐったりだった。 食事はツアー金額を考えると悪くない。一部まずいものもあったけど、後半になるほどホテルも食事内容もよくなった。 それにしてもユーロ高のせいで、ものが高く感じる。安かったのはチーズや生ハムなどの生鮮食品だけだ。ブランド品は興味がないので不明。ワインは、都会のど真ん中で買ったせいもあってショップは日本と同程度。レストランは少し安めといったところか。 よかったところ:
悪かったところ:
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最終更新日
2006.03.20 22:39:31
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