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ワインと絵画がある生活

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2006.08.14
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カテゴリ:ワイナリー紀行

 マコンは遠かった。ジュヴレから約1時間半。ニュイやボーヌとは違い、マコンは山岳地帯だった。

 ジュヴレに滞在していたのだが、ヴェルジェまでは約1時間半。高速だけでも約1時間の長旅だった。

 到着して一番驚いたのは、コート・ドールとの地形の違いだ。コート・ドール地区とマコネー地区は、ブルゴーニュというひとくくりで語られるが、まったく違う地形である。

 コート・ドールは、なだらかな丘陵地で、畑の上部だけが小高い丘になっている。山を見慣れている日本人的感覚には、そうとう平地に近い。それに対しマコンは完全な山岳地帯なのだ。単純に北か南かということだけでなく、この地形の違いを理解することは重要な気がする。

有名なマコンの岩(?)
Img_0143.jpg

プイイ・ヴァンゼルから南を眺める。遠方にはボジョレーや、ブレス鶏の産地が広がる。
P1020254.jpg

ヴェルジェの前から山を眺める。コート・ドールとはまったく違う地形に驚いた。
P1020248.jpg


ワイングラス Guffens/Verget (Macon)
  ギュファン・エナン / ヴェルジェ

 ギュファン・エナンは、もっとも好きなブルゴーニュ白の一つ。またネゴシアンブランドのヴェルジェも好きな銘柄。とくにリーズナブルなラインはコストパフォーマンスが高いと思うし、どれをとっても安定していると思う。

 対応してくれたのは女性のマネージャ(?)。ジャン・マリー・ギュファン氏は、いつもはローヌに住んでいるようで、一ヶ月のうち一週間だけマコンに来るようだ。今回はちょうど来ていたときで、少しだけ顔を出してくれした。

 ギュファン氏は、小柄で気さくな人柄。フランス語に堪能な友人曰く「ものすごく下品なしゃべり」らしい。また本人が肩入れしているだけあって、一押しはローヌのシャトー・ド・トゥーレット。熱い思いをとくとくと語っていた。でも日本のインポーターがローヌを買ってくれないと嘆いていた。

 最近の情報によると、2007年からはローヌとギュファン・エナン(ヴェルジェ?)は抱き合わせになるとのうわさがある。

 たぶんこれはヴェルジェのテクニカルデータ。

 基本的に1回だけプレス、2回目のプレスはコンディションの良いもののみ。収穫からビン詰めまで8から18カ月。平均生産量55000本。新樽30%。古くても3年目まで。イギリスやアメリカ向けはすべてスクリューキャップ。全量の5割。

 当初のテイスティングアイテムは、VergetとChateau de Tourettesだけだった。Guffens-Heynenをおねだりしたら、本数が少ないからダメといわれたのだが、粘っているうちに「ボスに聞いてみる」といわれ、結局をMacon Pierreclos "Le Chavigne"を飲ませてくれた。ごっつぁんです。

ヴェルジェのオフィス&醸造所
P1020247.jpg

訪問したときには偶然ジャン・マリー・ギュファン氏に出会えた。普段はローヌのChateau de Tourettesに住んでいる。
Img_0136.jpg

テイスティングしたワインたち
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ヴェルジェの瓶詰めライン。大手に比べると小規模だが、出荷作業で忙しそうだった
P1020244.jpg

<TASIING ITEM>
2004 Saint-Bris
サン・ブリ
 レモン、石灰、ヴェルジェらしいクリーンな仕上がり。
2004 Saint-Veran
サン・ヴェラン
 マコンの南。ふっくらした厚み。
2003 Macon Villages Les Vallons de Lamartine
マコン・ヴィラージュ レ・バロン・ド・ラマルティーヌ
 酸がないわけじゃないけど、フォーカスが甘い。
2003 Pouilly-Fuisse Terroirs de Vergisson
プイィ・フュイッセ テロワール・ド・ヴェルジッソン
 木樽(大樽)発酵100%。現時点では樽が強い。
2003 Meaursault Tillets Caniculus
ムルソー ティレ カニキュラス
 トロピカル、南国系、補酸してない。
2002 Vire Clesse
ヴィレ・クレッセ
 蜂蜜、なめらかに調和している。
2002 Macon La Roche Vineuse
マコン・ラ・ロッシュ ヴィヌーズ
2001 Cotes du Riberon "Triogie d'Endes" Chateau de Tourettes
コート・デュ・リュベロン "トリオジー・デンデ" シャトー・ド・トゥーレット
 ほどほどのボディで果実味、スパイス、バランスよし。余韻にまだタンニン残る。Sy,Gu,CS。Vin des Paysとして出荷することもある。
2001 Macon Pierreclos "Le Chavigne"(Guffens-Heynen)
マコン・ピエールクロ "レ・シャヴィーニュ"(ギュファン・エナン)
 樽、十分な厚み。ボディにマスクされているが余韻を酸が引き締める。25euro


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パート18につづく。>
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最終更新日  2006.08.17 07:47:29
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