カテゴリ:美術展
上野の森美術館で開催されているダリ回顧展に行ってきた。ダリの熱烈なファンというわけではないけれど、ダリの絵はけっこう好きだ。込んでるという情報にこわごわしながら12時過ぎに着いてみると、待つことなく入場できて一安心。
でも、はっきり言って、込んでる! だいたい、どの作品にも2重3重の人が並んでいるのだ。若者から年配の方々まで、まんべんなくいる。それにしても日本人って、こんなダリ好きだったけ? たしか一昨年くらいに開催されたピカソ展もゴッホ展も込んでいた。印象派以降の著名画家に関する絵画展は、その内容にかかわらず、とても込んでいる。なんでだろう。 ・ダリ回顧展の公式サイト ・代表的な出展作品 小さい美術館なので、それほど期待していなかったのだけど、けっこう有名な作品が来ていた。代表的な出品作品はこちら。たしかに生誕100周年と意気込むだけのことはある。 込んでいることを除けば、美術展のクオリティーは高い。なお今回の展示会では、作品の紹介文がほとんど付いてない。理解を深めるためにもオーディオガイドを借りることをお勧めする。絵そのものは難解だけど、ダリの不思議な世界に浸ってみるのはいかが? 美術展に行ったときはいつも一通り見たら、好きな絵だけを見直しに戻るのだけど、今回だけは込みすぎでパス。出口を出ると、入場時には無かった長蛇の列。アナウンスを聞いてみると、どうやら1時間待ちとのこと。土日に来るならば、午前中に来るか、それとも閉館間際に来るべきだと思う。 この人込みに少し驚きつつ、東京藝術大学美術館で開催されている日曜美術館30年展に向かうのであった。 上野公園の中に野球場があった。数え切れないくらい通っている上野公園だけど、今まで気づかなかった 国立博物館方面に進むと正岡子規のプレートがあった。そういえば"野球"は正岡子規による"BASEBALL"の造語である。また正岡子規による翻訳ではないが、"簿記"は"BOOKKEEPING(簿記の意味)"の造語である。こちらは発音まで似ている。安易にカタカナにしてしまう現代に比べると、明治の方々の漢文的素養の偉大さに感心するのであった。 正岡子規のプレート 気が向いたら投票お願いします→ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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