テーマ:ワイン大好き!(30863)
カテゴリ:自宅ワイン会
いよいよ赤シリーズ。アペラシオン違いでそろえてみた。当初は全部オールドビンテージにしようと思ったけれど、万が一、全部こけるとさすがに怖い。 メインがラトゥールということもあり、スタートはレ・フォールの2000年にしてみた。
2000 Les Forts de Latour レ・フォール・ド・ラトゥール Pauillac, Bordeaux, France - 赤辛口 \6,500くらい, 2003年3月購入 はっきり言ってすごい。 グラスに注いだ瞬間から沸き立つ力感、沸き立つ香り。シダー、森の下草、黒系果実。言葉では表現しきれない香りの要素。パワーとエレガンスの両立。当然若々しいけれど、若いときの飲み頃感があって、今飲んでもかなりおいしい。 今まで2000年ボルドーをそれほど飲んでいるわけではないけど、もっとも印象深いもの。レ・フォールでここまでおいしいと、ファーストは一体どうなんだろうという気がする。 楽天を調べると\13,545が最安値。ファーストが、その何倍も高いことを考えるとリーズナブルに思えてくる。とはいえ、\20,000を超えるようになると、他の選択肢も出てくるので微妙なんだけどね。 2000年のレ・フォールを探す> ラタトゥイユ 手打ちのフェットチーネ 小柱とブロッコリーのトマトクリームソース 色かぶりして画像がイマイチだけど、友人作の手打ちパスタ。おいしゅうございました。 1986 Pavillon Rouge du Ch.Margaux パヴィヨン・ルージュ・デュ・シャトー・マルゴー Margaux, Bordeaux, France - 赤辛口 \10,000くらい, 2000年3月購入 レ・フォールほどの一般的評価はないけれど、なぜか相性のよいパヴィヨン・ルージュ。ちょっと前までは、新ビンテージが5千円以下だったのでたまに買っていた。飲んだなかでは、95年や99年あたりは良かったと思う。 ファーストが高評価の86年。温度が低くて香りが立ちづらいけど、少し熟成が入ってほどよい飲み頃感。熟成による、しなやかさはあるし、まだ果実も力も残っている。優等生的なキャラクタ。ただしレ・フォールと比べると、ファーストとは明確に差のある味わいだと感じた。 後悔するのはサーヴ温度の低さ。素直にデキャンタージュすれば良かった。そうしたらもっと楽しめたかもしれない。 個人的には、レ・フォールの印象が強すぎで何気なく過ぎ去ってしまったけれど、これが一番好きという人もいた(次回登場するラトゥールを除いて)。今回の赤3本は、だいぶキャラクタが違うので、好みの分かれるところだと思う。 パヴィヨン・ルージュを探す> 牛肉の赤ワイン煮 なめらかマッシュポテトを添えて 1971 Ch.Cos D'estournel シャトー・コス・デストゥールネル St-Esteph, Bordeaux, France - 赤辛口 \10,000くらい, 2000年11月購入 ボルドーの71年とは、凄まじく相性がよいのだけど、当初のリストでは一番不安だったワイン。10年くらい前(?)「田崎真也のワインライフ」誌上で行われたコスの垂直テイスティングでは、かなり枯れていると評価されていたし、購入した2000年当時でも1万円は安すぎだった。でも終わってるワインを飲みたいという奇特な意見(?)もあったのでセレクトしてみた。 不安に思いながら抜栓してみると、まだまだ健全な雰囲気。味わいとしてはピークを越えて下り坂に入っているけれど、ライフサイクル全体で見れば、まだまだ飲み頃の一部。酸化のニュアンスはないし豊かな熟成香。果実もまだ残っていて、コスらしいメルローの多さも感じる。こういう裏切りはうれしいですなあ。 楽天の最安値が\33,600。なかなかの勇気のいるお値段ですなあ。 [1971] シャトー・コス・デストゥルネル / サン・テステフ フランス ボルドー / 750ml / 赤 コス・デストゥールネルを探す> この3本はキャラクタが違うので、同一線上で比較できないけれど、端的に印象をまとめると以下の通り。どれを選ぶかといわれれば、両極端のレ・フォールとコスを選ぶかな。 レ・フォール=若いパワー パヴィヨン・ルージュ=適度な熟成感 コス=枯れ始めの古酒 まだつづくのであった。次回はフィナーレ。感涙滂沱。 気が向いたら投票お願いします→ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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