スペインのタンポポワイン「アルベルト・ナンクラレス ダンデリオン」
アルベルト・ナンクラレス(Alberto Nanclares)はスペインの海の方。ポルトガルの上の大西洋に面したところにあります。ワインの名前は「ダンデリオン」なのでたんぽぽ。ビンテージがどっかに書いてあったけど忘れた。葡萄品種はアルバリーニョ100%ですけど、アルバリーニョ種はスペイン北西部のガリシア地方にある「リアス・バイシャス」地域が最重要産地なんですって。そしてこのワインもガリシア地方。の海の近く。リアス式海岸のリアスってスペイン語なのね。。大西洋沿いで入江がくねくねしている土地らしいです。そんな土着品種のアルバリーニョですけど、このブドウは果皮が非常に厚くなるため、大西洋岸の非常に暑い場所でも栽培することが可能なんですって。この品種を使ったリアス・バイシャス産ワインの典型的な香り特徴は、桃や蜜たっぷりの林檎など、「木に生る、中心に種のあるフルーツ」系統の香りが前面に出てくること。やはり非常に暑い地域で栽培されているため、フレッシュな柑橘類系のアロマよりも、濃厚で甘い果実のイメージが第一印象として残ります。但し、味わい的にはこういった果物のあまーい印象を期待していると・・・そこは意外性を持って裏切られます。大西洋沿岸部の、塩を多く含む土壌で育ったブドウはミネラルが豊富で骨太、酸もしっかりと存在していて実にメリハリのあるクリスピーな印象です。ほのかな「甘塩っぱい」感じもあり、これが実に個性的。最近よく使われるテイスティング用語では、「Salty ソルティ」なワイン、などと表現されることも多く、その実にユニークな個性で注目を集め、人気が急上昇しています。って適当に引っ張ってきた情報ですけど確かに果皮のニュアンスは感じますけどミネラル感も結構ある。そして甘いワインじゃない。ちょっと一本調子だけど。夏らしさで飲むのにいいかな??