松山行き高速船 スーパージェットに乗る
先に、オオノ開発さんの見学を載せましたが、続いて、社員研修旅行の模様をアップいたします。会社で用意したマイクロバスに乗って、宇品港についたのは朝の6時半ころ。広島はかつて「軍都」とも言われましたが、戦時中までは軍の重要施設が多々あり、宇品港はその主要な物資輸送の拠点でした。そのため、もともとは国鉄も乗り入れていましたが、今では、広島電鉄の路面電車だけです。もちろん、朝早くから、電車も動いています。宇品港から東を見ると、ぼんやりと明るくなった空に浮かぶ小さな山が見えました。これは、宇品島。元宇品と言われます。この周囲は埋め立てですから、まさしく宇品の元ですね。そして、私たちが乗る高速艇。スーパージェット。朝日が昇る中、松山に向けて出航です。実は私は、松山行きの船にのるのは初めてです。ということで、海からでしか見れない風景を乗せておきます。宇品港を出てしばらくすると見えてくる、お城っぽい建物。これは、「呉ポートピア」という遊園地の名残。今は、公園と住宅展示場になってます。呉の港に入ってきて目立つのは、この潜水艦「鉄のくじら」。これは大和ミュージアムの隣にあって、海上自衛隊の運営する資料館になっていて、入場は無料です。実際に使われていた潜水艦です。呉の港に向かって右側には、戦艦大和を作った造船ドックがあります。IHIの呉工場となっています。造船所の向こう側は海上自衛隊の基地になっているので、海には自衛隊の艦艇がいくつも浮かんでいます。呉は平地が少なく、港を見下ろすように、斜面に向かって住宅地が並んでいます。そして、潜水艦もたくさん並んでいます。自衛隊の基地を過ぎると、古びた茶色の大きなプラントがあります。これは、日新製鋼の呉製鉄所。海軍工廠の跡地に、1951年に作られた製鉄所。「工場萌え~」にはたまらない重厚な趣です。さらに進むと、平清盛が開いたとされる音戸の瀬戸。橋を渡ると、倉橋島。一番狭いところでは80Mしかありません。高速艇もスピードをぐっと落として航行します。そして、この音戸の瀬戸の渡船は、日本一短い定期航路と言われています。その間90M。音戸の瀬戸を抜けると、赤い橋が二つ。手前が昔からある音戸大橋で、向こう側に半分くらい見えるアーチが、新しくできた大橋です。このあたりまでは、船もかなり陸地に近いところを通るので、船窓を覗いていてもなんだかワクワクしますね。音戸の瀬戸を超えると、船は陸地から離れて、瀬戸内の島影を遠く眺めながらの航行になります。遠くに見えたこの橋は、おそらく安芸灘大橋でしょう。そして、海に浮かぶ島々と船を眺めつつ松山へ。そして、松山観光港に到着です。約1時間半の船旅でした。