1395239 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2013.09.04
XML
モカ・イルガチェフェ(ハマ)

「「モカ・イルガチェフェ(ハマ)」のポテンシャルを探る。」

昨日から発売した「モカ・イルガチェフェ(ハマ)」ですが、
お陰さまで、店頭でご好評いただいています。
まぁ、僕が勧めるからなんですけどね…。

テスト焙煎して、カッピングして、
インポーターに即追加契約の電話したくらい、
そのポテンシャルに可能性を感じています。

毎日、朝午後と飲み続けていますが、
シングルオリジンとしての際立つ魅力は勿論、
今日はブレンドに使う可能性を探っていました。

華やかなシトリック系のフレーバーから、
徐々に色々な表情を見せて、
冷めると高級なブルゴーニュ赤ワインのような魅力が余韻と
なって、平気で30分以上楽しめます。

上品で親しみやすいのに、
今日のおやつのあまりバターっぽく無いシンプルな
パウンドケーキを邪魔せずに、
さりげなく余韻でこーひー感が活躍しているし、

しっかりしたスリーズのパンは、
軽く受け止めてバランスが崩れません。

ケンズカフェ東京さんのガトーショコラを注文したんですが、
あのヴァローナグランクリュを使い、
粉を使っていないガトーショコラ用の新しいブレンドが見えてきます。

秋冬にシングルオリジンでも
ブレンドでも大活躍してくれそうです。

そんなこんなで…新しいロットに替わり、さかもとこーひーはじまって以来最高の「モカ・イルガチェフェ(ハマ)」のご紹介です。

【モカ・イルガチェフェ(ハマ)】
2011年の12月に発売して、2012年一年間お届けしてきた…常連のOさんが「パナマ・エスメラルダ・ゲイシャに通じますね。」…さらに、スタッフのKさんがカップに注いだだけで「なんですか!この香りは…」と驚き…ワイン会に持ち込んだら…シェフをはじめ、みなさんから驚きの声声声があがった「モカ・イルガチェフェ」を凌ぐ「モカ・イルガチェフェ(ハマ)」です。

まず、鮮烈なフレーバーに包まれます…さらに、エレガントで滑らかな口当たり…そして、長く印象的な余韻が際立っています。きれいで鮮やかなレモンキャラクターがひと口目から余韻の30分までベースになっています。

ゆっくりと味わっていくと…オレンジからフローラル…クランベリーやチェリー…冷めてくると、ほのかなスパイシー感が奥行きのある味わい深さになり…最期にはブルゴーニュの赤ワインのようなときめき感まで感じました。

味わいはシルキーマウスフィールと言われる繊細でさらに滑らかで気品あふれています、エレガントと言われますね。バランスよくきれいな酸が後味のキレを良くして、さらに長い長い余韻を支えています。

この「モカ・イルガチェフェ(ハマ)」はロースティングポイントがピンポイントです。1℃深くても、浅くても、際立つ魅力が陰ってしまうでしょう。実は、最初のテストローストの時、煎り止め間近あまりにも素晴らしい香りが立ち上がってくるのにご機嫌になり、1℃深くしてしまいました。そこで、直ぐにカッピングしたんですが…わずかながらイメージとズレていて不機嫌不機嫌イラツイてしまいました。で、直ぐにもう1回焙煎し直して、やっとご機嫌になったのです。

まぁ、スタッフからは充分美味しいと言われますし…この仕上がった「モカ・イルガチェフェ(ハマ)」を飲んでいなければ、1℃深くても感動的だと思います。しかし、それでは自信を持ってお客様にお勧めできないですし、自分が納得しないですからね…。

さかもとこーひー20年にしてこのようなモカを手にする事ができて、焙煎し、お客様にお届けできることに驚いています。さかもとこーひーはじまって以来最高の「モカ・イルガチェフェ(ハマ)」になりました。

今から、この「モカ・イルガチェフェ(ハマ)」と「パナマ・エスメラルダ・ゲイシャ」を並べてカッピングしたくなっています。お楽しみください。

以下にインポーターからの資料をまとめました、ご参考までに…。

エチオピア コチャレ ハマ
品 種: エチオピア系統品種
栽培地: イルガチェフ地域 コチャレ地区 ハマ エリア
標 高: 1,600m以上、2,000m付近の小規模農家も存在。
収穫時期: 11月下旬より1月頃まで
農 園: イルガチェフの小規模農家   グレード:G1

「アラビカ種発祥の地であるエチオピアの南西部ジマ地方には、現在でも多種の品種が自生しているといわれ、貴重な遺伝資源の宝庫となっています。有名なゲイシャ種もこのジマ地方が由来といわれています。」

「エチオピアのコーヒーの中で、風味上最も特徴的なものは、イルガチェフそしてシダモのコーヒーです。フローラル、紅茶、レモン、エレガント、ジンジャー、シナモン等多様な風味を有しております。ゲイシャが話題になったのも、エチオピア系コーヒーの風味が
スペシャルティコーヒー産業における価値のあるものであるからです。」

「イルガチェフとは、現地の言葉で「湿地とその草」を意味します。その言葉の通り、この地域は水源に恵まれ、良質の水洗式コーヒーの生産に適した場所です。更には1,600m以上、高いところでは、2,200mにもなる栽培地の標高、なだらかな景観、昼夜の寒暖差、生産性は低いですが、中米のティピカ種同様に若葉がブロンズで、横に枝が大きく伸びる古いタイプの品種、有機質肥料(コーヒー由来の廃棄物、家畜の糞尿など)、肥沃な土壌など、コーヒー栽培に適した土地ということができます。」

「小規模農家によって収穫された赤い実は、水洗工場(ウオッシング・ステーション)搬入前に選別され、熟度の良いものがタンクに投入されます。赤い実はマッキノン製のディスク式パルパーで皮むきされ、水流によってパーチメントはP1、P2、P3に比重で分類されます。(P1が重く、最上級。)パーチメントは醗酵槽に導かれ、そこで約36時間の醗酵処理、水路での水洗、約半日のソーキング(ヌメリの除去が充分であればパスすることも)、そしてパーチメントの水を切り、アフリカンベッドで天日乾燥します。天日乾燥中に不良なパーチメントは手選別され、更に精製されます。  パーチメントを休ませたのち、首都アディスアベバの脱殻工場(ドライミル)にパーチメントが搬入され、不純物除去、脱殻、比重選別、ハンドピックを経て精製され、生豆は麻袋に充填され、輸出されます。」

「現在エチオピアでは、国営などの農園(比較的大きい)、農協など一部の例外を除いては、ECXと呼ばれる取引所にコーヒーを納めなければなりません。イルガチェフの場合、ECXに搬入されたロットは、地区やグレードにより分類されますが、基本的にはロットが混ざることになります。これが品質安定しない原因です。ハマはコチャレ地区に位置し、周辺には小規模農家が存在する緑の山々がそびえたっています。」

「赤い実を搬入する生産者に割増しの賃金を払い、より品質の高いコーヒーの生産に取り組んで頂いております。またパーチメント以降の精製過程にも注意を払い、生豆選別については通常の二倍の行い、欠点豆の少ない仕上がりとなっております。」

2100円/250gパック(税込み)

「この味を知ることができて幸せです。」…お客様にそう言ってもらえるようなこーひーをお届けしたいと思っています。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2013.09.04 17:55:23
コメント(0) | コメントを書く
[スペシャルティコーヒー] カテゴリの最新記事


PR

Calendar

Category

Comments

岡田昌徳@ Re:プロのつぶやき1223「27歳で最初の独立」(08/13) 色々あったけど、純粋に懐かしいですね!…
はじまりの春@ Re:「はじまりの春」(03/23) はじまりの春の知りたいことは、089624445…
ハンサムクン3714@ Re:プロのつぶやき1040「技術と成熟」(02/02) はじめまして。勝手に訪問させて頂いて、…
Mikye 市右衛門@ Re:プロのつぶやき896「ターナーのペアリングレポート」(04/23) ブログ読ませて頂きました。今度お伺いし…

© Rakuten Group, Inc.