カテゴリ:日本
![]() (図書館の空気が好き) 2歳半の娘まーやが日本語をどんどん上達させている。 普段イタリアにいるときは、イタリア人に囲まれて過ごすことが多いため、どちらかと言うと日本語よりもイタリア語の方を得意としているのだが、日本に滞在しはじめてから日本語をペラペラ話すようになった。 私の家族から、会う人から、テレビから、そして本からどんどん言葉を吸収していく。 同じ吸収するにしても、イタリアでの私は、覚えた端からイタリア語の単語を忘れて行ってしまうのに、子供の記憶力は本当にすごい!と感心するばかり。 そのくせ、弟のミロと遊ぶ時だけ、イタリア語が唐突にでてくるのだから面白い。 「Milo ! Vieni qua!」(ミロ、こっちにおいで~!) 「Andiamo!」(行こう!) などいっぱしのイタリア語で話しかけ、それをミロも理解している様子である。 どういう時に日本語が、どういう時にイタリア語がでてくるのか、見ていてもさっぱりわからないけれど、ふたりがもう少し大きくなったら何語で会話をするのかなあと楽しみだ。 それにしても、金髪に近い明るい茶色の髪に、青緑の目をもつまーやが日本語を話すのは日本人にとって不思議な光景らしく、初めて行く場所では必ず人々から驚いた目を向けられる。 先日行った美容院では、髪の毛を切ってもらったお兄さんから 「日本語上手だねえ!」 とまるで外国人に言うように何度も誉められたので苦笑してしまった。 まーやの母親は日本人だから、日本語が話せて当たり前だと思っているのになあ。 現在まーやが夢中になっているものは読書。 イタリアでは日本語の絵本が簡単に手に入らないので、同じ本ばかり何度も読んでいたのだが、なんと言っても日本は絵本の宝庫である。 さっそく先日も図書館で12冊借りてきて、1日で全冊読み終えてしまった。 私が小さい頃からよく利用していた図書館は、ある本を全部借りてしまいたいほど読ませたい本(読んであげたい本)がたくさんあるので、日本滞在中になるべく足しげく通おうと思っている。 あとはやっぱり日本の子供との交流を持たせてあげたいなあ。 子供と話すと、また大人と違った子供の話す言葉が学べるに違いない。 先週、保育園や児童館などでイベントの情報を仕入れてきたので、来週から少しずつ参加するつもりだ。 イタリアにはない出前保育や給食体験など、親子で楽しめるイベントが多くて嬉しい。 さて、私自身は耳をダンボにしながらイタリア語を聞き取り、神経を集中させながら話すイタリア語の毎日から離れ、何も考えずに話して聞き取りができる母国の生活に幸せを感じている。 ああ~このまま日本で暮らしたいなあと願う今日この頃なのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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