イルカみたいに生きてみよう～心の力を抜いて楽しく生きていきませんか

「人を退屈させるのは罪悪ではないでしょうか」
昔、敬愛する方がぽつりと言っていた言葉を思い出した。
特に、家族関係はそうかもしれない。
夫を退屈させていませんか？　妻を退屈させていませんか？　子どもたちを退屈させていませんか？

わが家は、
おかげさまで、退屈させてないですね。
これは、自信をもって言えます。
真逆の性格で、
結婚するとき、家内の母親から、
「いつまでもちますことやら」
と、言われた夫婦だ。
それが、20年以上もっているし、毎朝、仲良く「声のブログ」なんかやっているわけだから、
天国のお義母さんも首をかしげていることだろう。



これはひとえに、
お互いに退屈しなかったことが大きかっただろうと思う。
家内の場合、
結婚してしばらくは仕事をし、
子どもが3人生まれて、子育てに専念。
そして、子育てが一段落してから、ヒーリングセンターで働き始め、
そこで、いろんなことを教えてもらって、
いよいよ自分のサロンを開業。
自分の世界をどんどんと広げている。
これを退屈と言うなら、一生、退屈していておくれと言うしかない。

ぼくの場合も、
子どもたちの存在が、生活に活気を与えてくれた。
子どもとの時間は、本当に大事にしてきた。
退屈しない人生だった。

経済的にも、いいときもあれば、ああどうしようと頭を抱えるようなときもあった。
長女が不登校になったときには、
コントロールしきれない感情を体験した。
でも、それも、退屈しないための大切な要素だったのだなと、今は思う。

今は、一緒にイベントを企画し、走り回っている。
面白そうな集まりには、家内と一緒に出かける。
娘たちが興味をもちそうなことがあれば連れ出すようにしている。
新しい出会いがあったり、
思わぬ手助けをしてくれる人がいたり、
日々、発見の連続で、退屈しない。

だいたい、
昨日と同じ今日だと退屈するし、
明日が予測できてしまって、やっぱり予測通りだったという毎日が続くと、
本当に退屈だ。

夫が、毎日、同じルーチンで生活していて、
時計を見れば、今、何をしているかわかるなんてのは、
妻にとっては、退屈の極みだろうね。
たまには、裏をかいて、遅く帰ったり、早く帰ったりする。
昨日と違う今日を演出する（あまり大きく違い過ぎると戸惑わせてしまうから要注意）。

夫婦関係がうまくいってないとか、子どもが話をしてくれないという悩みがあるなら、
相手を退屈させてないだろうかと考えてみるといいだろう。

昨日と違う自分を意識する。
少し、昨日と変えてみる。

それは、
自分にとっても、いい刺激になるものだ。