松元ヒロコントライブ・横浜にぎわい座
バイト。昼食。吉野家、豚キムチ丼。ベローチェ。秋葉原で京浜東北線に乗り換えたら、車内に談志師匠が居てびっくり!僕と同じく、横浜にぎわい座に向かうところ。それにしても、同じ電車、同じ車両だなんて、なんたる確率か。これはもう、観察しないわけにいかない。きちんと見える位置に陣取る。横には弟子の平林さんが。背もたれに背をつけず、侍のようにして座っている。家元は後頭部を窓ガラスにつけ、眠っているのかと思ったら、まばたきしているのが真横から見てわかる。なにか考えごとか。まわりの乗客は気がついているのだかどうだか。談志を知らないとしても、独特の緊張感を発するお爺さんに何かを感じるひともあるだろう。車内、次第に混雑し、あまり観察できなくなる。大井町あたりで飽きる。電車で眠るつもりが、ずっと立ちっ放しになってしまった。桜木町、到着。家元のあとをついてゆく。噂どおり、ポケットティッシュをすべて受け取る家元。エスカレーターは歩くタイプ。すれ違いざまに家元をちらっと見て、驚いて振り向く男性が1名。そう、そのリアクションが正解です。小雨。横浜にぎわい座、松元ヒロコントライブ。企画構成、吉川潮。開演前のBGMが、何故か90年代初頭のシティポップ。沢田知可子、稲垣潤一、平松愛理、GAO、など。これ、誰の趣味?磁石、漫才。15分。何故、この場に磁石なのか謎。しかし、けして投げやりになることもなく、職務をまっとう。序盤こそ誰も聴いていなかったが、途中からきっちりウケだす。丁寧にやることの大切さ。松元ヒロ、時事漫談。選挙の話題が中心。ものまね、亀井静香、小泉純一郎。ものまねは目的ではなく、風刺のための手段。風刺漫画の似顔絵のようなもの。ゲスト・談志。まず、松元ヒロを誉めてから、選挙の話題。杉村太蔵を評価。「あれはねぇ、どうすりゃいいかって言ったらね、俺の弟子になるのがいちばん良かった。」イリュージョン論から世界のジョーク。どうゆう判断か、エロティックジョークのみを。家元に慣れていない客も多いようで、ついていけるものとついていけないものとに分かれるが、今日の家元は優しさに満ちているので場内は和やか。今日のニュース、松元ヒロ。ニュースの内容をパントマイムで表現する、おなじみの芸。ニュース朗読、山中秀樹アナ。客の笑いがあるなか、ペースをくずさずにニュースを読むのも難しそう。山中アナに代わって家元。イリュージョンについての自作の文章を朗読。ニュース原稿と違い、パターンが決まっていないものなので、持ち札は使えない。原稿がすでに面白いので、マイムの入り込む余地も少なく、なかなか苦心のあと。トーク。松元ヒロ、談志、山中。松元ヒロをベタボメの家元。「見事に無駄がない」、「ぎりぎりのところをほどよく、そして、逃げてなく、攻めててね、そこのところで止めている」、「センスといい方法といい、じつに見事」、「久しぶりに爽やかな芸を観て気持ち良かった」。‐仲入り‐松元ヒロ、コント。とは言うものの、時事漫談とさほど変わらず。宮内庁の民営化など、皇室ネタを連発。タブーを扱ってはいるのだが、不思議とあまり過激な印象は受けない。幼児性に逃げていないということだろうか。エンディング。家元、山中アナ、再び。家元、負けじと皇室ジョークを連発。山中アナ「一応、私、あのぉ、フジサンケイグループなんですけど…」2階情報コーナー、「『桂文治は噺家で…』展」をやっていたので、ついでに観てゆく。なか卯、牡蠣とじ丼。牡蠣をかじったら、あつあつの汁が溢れ出し、うわあごの皮がめくれる。以後、用心。みなとみらいを歩いて、横浜東口へ。帰宅。日記更新のみ。